クリスマスにシュトーレンを買うのは定番ですよね。
中には知らない人もいるみたいなので、
知らない人のためにもシュトーレンとは、
どう言ったものなのかをお伝えしたいと思います。
シュトーレンはドイツの菓子パンで、
クリスマスにドイツとオランダで伝統的に食べられているものなんです。
日本でも味わえるなんてオシャレですよね。
酵母が入った生地に、
レーズン・レモンピール・オレンジピール・ナッツが練りこまれています。
そして焼きあがったパンに見た目が真っ白になるまで粉砂糖をまぶします。
そうやってできたパンケーキのことなんです。
正式名称は『シュトレン』です。
オシャレで美味しいんですが、値段が高いんですよ!
クリスマスの贅沢品です。
なぜ高いのかや、なぜクリスマスに食べるのか気になりますよね。
その理由をこれからお話したいと思います。
シュトーレンはなぜ高い?
もっと安かったらたくさん買えるのになって思ったりしますが、
他のパンに比べるとシュトーレンはすごく高いです。
安いもので1本1000円台、高いものになると7000円くらいします。
パンなのにこんなに高いとパンじゃないみたいですよね…汗
なぜこんなに高いのかには深い理由があります。
材料代と手間がかかるからなんですが、
こだわりがすごいんです!
良質なバター・ドライフルーツ・洋酒・小麦粉を使用します。
使用するバター・ドライフルーツ・小麦粉の種類を変えたり、
ドライフルーツのフルーツをお酒に漬け込む時間を変えたりします。
前日から生地を低温発酵する手間がかかる作業を行います。
他のパンと比べて作る工程が長くてすごく大変なんです。
これがシュトーレンが高い1番の理由です。
ブームになった今ではシュトーレンを売っている各店舗が技術を追求し、
味はもちろん見た目が違う商品をたくさん作っています。
金額がバラバラなのは色々な種類があると言うことです。
楽しみいっぱいのシュトーレンなんです!
シュトーレンをクリスマスに食べるのはなぜ!?
固いパンに粉砂糖をまぶした見た目は、
はっきり言ってクリスマスっぽくないですよね…汗
クリスマスと言えば華やかなイメージなのに、
このパンケーキには感じられません。
しかし形がおくるみに包まれた幼子『イエス・キリスト』を模したとか、
断面が似ていることから
ドイツ語で坑動を意味する「シュトレン」になったと言われています。
日本では1969年に福岡県の老舗洋菓子メーカー『千鳥饅頭総本舗』が、
シュトレンのレシピをドイツから持ち込んで売り出したのが最初だと言われています。
日本で広まり一般的に知られるようになったのは、
『鳥越製粉』のドイツパン研究会や、
パン屋が集まるドイツパン・菓子勉強会などが広報活動を行なって来たおかげなんです。
地道に努力をした結果、パンブームを巻き起こすことができ、
2014年から青山パン祭りで食べ比べが行われた時にシュトーレンが注目され、
そこからシュトーレンブームが始まったんです。
シュトーレンはイエス・キリストの降誕を待つ期間に食べます。
イエス・キリストの降誕とは、
クリスマスイブの4週間前〜クリスマスイブまでです。
クリスマスに食べるのには、
イエス・キリストの降誕に関係があったんです。
まとめ
クリスマスと言えばクリスマスケーキと言う人が多いですが、
シュトーレンもクリスマスに食べる人気のものなんです。
シュトーレンはご飯の代わりに食べてもいいと思います。
例えば、パスタと一緒に食べたり、
アンチョビを刻んで入れたオリーブオイルにつけて食べるなど色々な食べ方があります。
クリスマスの時にはイブにシュトーレンを食べて、
ケーキを当日に食べるといいかもしれませんね。
贅沢なクリスマスになりますが、
クリスマスは年に1度しかありません。
思い切り美味しいものを食べていい記念日にしましょうね!