この間生まれたと思っていた赤ちゃんも、
気が付けばもう5カ月。
寝てばかりいたころとは違い、体つきもしっかりしてきて首が据わり、
早い子ではゴロンと寝がえりをしているという赤ちゃんもいるでしょう。
そろそろ離乳食を始めようかと考えているママもいると思います。
大変微笑ましい成長ですが、初めてのお子さんなら
その季節に合わせてどんな服装をさせるべきか悩みますよね。
二人目や三人目というお家でも、慌ただしく育児をこなしている中で、
お兄ちゃんやお姉ちゃんの時にどうしていたか、
すっかり忘れてしまったということは決して珍しくありません。
夏には着せすぎるとあせもができて、
薄着だと冷房で風邪を引いたりしますよね。
冬は反対に、薄着では寒くて体調を崩し、
厚着では暖房の効いた部屋で大量に汗をかいてしまいます。
これは、赤ちゃんがまだ体温調節を司る自律神経が未発達で、
大人と気温の感じ方が違うことに原因があります。
とはいえ、赤ちゃんは「暑い」「寒い」など、
お喋りで自分の気持ちを伝えることが出来ないので、
大人が注意して赤ちゃんの様子の変化を見ておく必要があります。
冬の場合、寒い思いをさせるのはかわいそうだから…と、
服を着せすぎていることが多いです。
大人よりも体内の水分量が多いため、
赤ちゃんはとても汗っかき。
大人より随分小さい体で、
大人の約2倍の量の汗をかくと言われています。
汗をかいたままではあせもができてしまうし、
汗をかいた状態で気温の低い場所に行けば風邪を引いてしまいます。
難しく思える赤ちゃんの服装ですが、
いくつかポイントを知っておけば快適に冬を過ごすことができますよ。
今回はそんな5カ月の赤ちゃんの冬の服装について解説していきます!
5カ月の赤ちゃんの冬の服装の必要な枚数は?
汗をかいていないか、寒そうにしていないかということを
こまめにチェックしていても、
やはり他のママが赤ちゃんにどんな服装をさせているのか気になりますよね。
大体の目安として、室内で過ごす時の服装と、
お出掛け時の服装をご紹介していきます。
暖房が効いた屋内の部屋で過ごす場合は、
〇暖かい素材のボディ肌着(長袖または半袖)
〇暖かい素材のカバーオール
〇調節用のベスト
の三枚を組み合わせると良いでしょう。
腕が出ていて動きやすいベストは、
室内が肌寒い場合に調節のためにあるととても便利です。
大きめサイズでもさほど見た目に分からないベストなら、
年の冬にも着せることができるので、一枚持っておくと安心ですね。
次に、お出掛けをする時の服装です。
〇暖かい素材のボディ肌着(長袖または半袖)
〇暖かい素材のボディオール
〇ジャンプスーツや靴下
屋内で過ごす時との違いは、一番上に羽織るものが分厚く、
しっかり防寒できるものだということです。
これなら、寒い屋外から暖房が効いた屋内に入っても、
ジャンプスーツを脱がせるだけで済みますね。
屋内・屋外、どちらも共通することは
「大人よりも一枚少なく着せる」ということ。
分からない時にはこれを基準にして考えれば、
難しく考えなくても大丈夫ですよ。
赤ちゃんの冬服の着せ方のコツとは!
手足が冷たいと「もっと着せてあげないと!」と思わず心配になりますが、
手足だけで判断して上着を着せると汗をかく場合があります。
手足だけではなく、お腹や背中も確認してみましょう。
服の中に手を入れてみて、
赤ちゃんの肌に温もりがあるならちょうど良い状態にあります。
また、「裸足は寒いかもしれないから」と
屋内で靴下をはかせたくなることもあるかもしれません。
しかし、大人と赤ちゃんでは気温の感じ方が違います。
大人が肌寒いと思う環境が、
体温の高い赤ちゃんにとってはちょうど良いのです。
そのため、屋内では靴下を履かせず、
素足で過ごす方がおすすめです。
今はまだゴロゴロとするだけでも、
いずれ立ち上がり、歩く時期がやってきます。
足の裏にはいらない熱を逃がす効果もあるだけでなく、
素足で立つことでバランス感覚が身に付くというメリットもありますよ。
体温調節がまだ上手にできない赤ちゃんは、
服装だけでなく防寒グッズも活用することで
冬のお出掛けが快適になります。
まだマフラーや手袋などは出来ませんから、
抱っこ紐なら全体を覆うような抱っこ紐用のケープを、
ベビーカーなら寒くないようにひざ掛けやフットマフを用意しておくと安心です。
まとめ
5カ月の赤ちゃんの冬の服装は、
とにかく着せすぎに注意することです。
親心から寒くないようにとついつい何枚も着せてしまいますが、
それがかえって赤ちゃんの体調を崩すことにもつながります。
薄着を心がけて、
可愛い赤ちゃんと快適な冬を過ごしてください。
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