幼稚園を卒園したら、次は小学校です。
教科書、ランドセル、大きな校舎、、、
これまでとはまったく違った環境に飛び込んで行くということで、
入学前に不安になってしまう子も少なくありません。
今回は、小学校の入学前に不安になっている子に対して
ママがしてあげられることについて、ご紹介したいと思います。
小学校の入学前に子供が不安で泣くときは?
小学校へ入学すること何の抵抗もなく受け入れ、
楽しみに待つ子供もいれば、
不安に感じてある日突然泣き出す子もいます。
子供に不安を感じさせる原因のひとつに、
“周りの大人たちのおおげさな言動”があります。
普通、私たち大人は、子供はみんな小学校に入るのを
楽しみにしているものだと思っています。
そのため、親だけでなく周りの大人たちも、
小学校へ上がる予定の子に会ったら、やはり礼儀として、
小学校の話題をひとつふたつ、振ってきます。
「もうすぐ小学生だね」、
「ランドセルは買ったの?」、
「幼稚園とはぜんぜん違うよ」、
「宿題とかあるよ」、「先生怖いよ」等々、
良いことだけでなくネガティブな情報も織り交ぜて、
子供と会話しようとします。
よくある軽口の類いなのですが、
小学校という未知のものに対して少しでも不安を感じている子は、
それについての話題を振られるだけでも
不安をあおられてしまうものなのです。
お子さんが泣くときは、入学するまであえて、
お家では小学校の話題を出さないようにして、
“小学校に入ることなどたいしたことではない”と
いうふうに振る舞いましょう。
みんながおおげさに話題にするから、
子供も大げさに受け止めてしまうのです。
実際、ひとたび入学してしまえば、
新しい友達や先生など、変化の連続で、
不安に感じている暇もなく日々は過ぎて行きます。
入学までの期間、“入学”ということを意識しすぎて
ムダにストレスをためこむことがないよう、
たとえポジティブな意味でも、お家で小学校の話をすることは控えて、
お子さんが普通に穏やかに過ごせるよう気をつけてみてください。
小学校の入学前に親が気をつけることとは!?
とはいえ、卒園の迫る2月3月くらいになってくると、
持ち物に名前を書いたり、文房具を用意したりと、
いろいろな準備が必要になって来ます。
こうなってくると、さすがにいつまでも
小学校の存在を無視しているわけにはいきません。
日常生活の中で、ゆる〜っと存在を
におわせていくことになります。
とりあえず、プレッシャーになるような言葉はNGです。
たとえば、「もうすぐ1年生になるんだから」という言い回しは、
“だからこれぐらいできるようにならなきゃ”とか、
“これぐらいがまんしなさい”という
ニュアンスで使われることの多い言葉です。
言われた方は、ただただストレスになるだけで、
はっきり言って誰にも、何のメリットにもならないことなので、
言わないようにしましょう。
それよりも、小学校で使うペンケースやえんぴつを一緒に買いに行ったり、
散歩がてら通学路を一緒に歩いて道を覚えたり、
帰りにホットココアを買って一緒に飲んだり…。
とにかく楽しい時間を親子で共に過ごすようにすると、
子供の不安をいくらかやわらげることができますのでおすすめです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
小学校に入学する前の子供への接し方について、
ご紹介して来ました。
子供はストレスを感じても、
それを正確な言葉で表現する術を知りません。
小学校入学を控えた子供が、
急におねしょが増えたり、いたずらが頻繁になったり、
つめを噛むようになったりしたら、
それは“ストレスサイン”かもしれません。
見逃さず、冷静に対処してあげてくださいね。
参考になりましたら幸いです。
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