成人式は地元で参加するものというのが、
多くの人が持っている共通の認識だと思います。
しばらく会っていなかった友人と
ひさしぶりに再会できる機会ということで、
この日に合わせて同窓会を企画する人たちも多いようです。
そのため高校卒業を機に遠方で一人暮らしを始めた人でも、
住民票は地元の、元住んでいたところのままにしているという人も
少なくありません。
成人式は、住民票の住所を元に送付されますので、
地元で行われる成人式に出たい人の場合、
こういう方法をとることもあります。
ですが、いろいろな証明書の発行の手続きがあるときなど、
住民票を移していないと困ることがありますので、
やはり住む場所を変えたら住民票もそこに移すのが基本です。
では住民票を地元から別の場所へ移してしまった人は、
小・中・高の同級生が参加する地元の式には、
絶対に出られないのでしょうか。
結論から言うと、
“絶対に”ということはありません。
住民票を移した場合でも
地元の成人式に参加できる方法があります。
今回はそれについて紹介したいと思います。
困っている方はぜひ参考にしてみてくださいね。
成人式は住民票移した場合でも地元で出席可能!?
成人式の案内は、
今現在、あなたが住民票を置いている役所から届きます。
よく混同されることですが本籍地や出身地は、
成人式の参加場所とは関係がありません。
10月～12月の間に住所の変更がなければ、
11月上旬から12月の間に、
役所から成人式の案内状が届くことになっています。
住民票を移してしまって案内状が来なかったために、
地元で成人式に参加することをあきらめてしまう人がいますが、
それはもったいないことです。
地域によっては案内状を持っていなくても、
式の参加が許可される場合があります。
ただしその場合は、事前に役所と連絡を取り、
あなたの名前と連絡先を教えて成人式に参加したい旨を伝えましょう。
当日いきなり行って、
『新成人なんですけどー、案内状来てないんですけどー、参加していいですか？』では、
おそらくほぼ100パーセント断られます。
ここは大人として、
事前にしっかり連絡と確認をしましょう。
ただし市区町村によっては、
“こちらから案内状を送っていない方の参加は、
いかなる事情があっても認められません”と、
はっきり規定されているところもあります。
まず、そういうきまりがないかどうかを
市区町村ホームページで確認して、
ないようだとわかってから、
電話で問い合わせされるのが良いでしょう。
成人式を地元で出たい場合は!?
問い合わせの窓口がわからないときは、
とりあえず市役所の住民課へ電話をかけましょう。
このときに「成人式のことでお尋ねしたいのですが」と言えば、
担当の人に替わってもらえます。
あまり早く連絡しすぎても
忘れられてしまう危険があります。
12月のはじめ頃、つまり当日の一か月以上前にしておくと、
早すぎず遅すぎず、ちょうど良いですね。
年末年始はどこもそうですが、
役所は特に忙しい時期になります。
この時期に問い合わせをすると迷惑になる場合もありますので、
なるべく早めの連絡を心がけたいものです。
あとは、あなたが参加するということが当日、
受付にいる人にきちんと伝えられてさえいれば
参加することができます。
当日の行き違いを避けるために、万が一に備えて、
問い合わせに応じてくれた人の名前を聞いて控えておきましょう。
また、あなたが本当に電話してきた本人なのかを確かめるために、
向こうから身分証の提示を求められるケースがあります。
身分証が必要な場合は
電話のときにそう言われるはずですが、
もし言われなかったとしても、
いちおう持って行っておくと安全です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
住民票を移した場合に
成人式に参加する方法について紹介してきました。
参考になりましたら幸いです。
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