中州祭りとは
福岡県福岡市の中州でおこなわれる秋のお祭りです。
2018年の開催日程は、
10月25日(木)、26日(金)、27日(土)の三日間になります。
ただし、初日の25日(木)は、
「はしご酒大会」というイベントのみの開催です。
歓楽街らしく、
毎年、地元のクラブやスナックが総出で、
祭りの出店を盛り上げています。
メインイベントである「女神輿」は、
全国的にも珍しい女性だけによる神輿です。
女性が神輿を担ぎ、
女性が神輿の上に乗ります。
昨年はこれに加えて、
中州町連合会創立50周年という節目の年でもあったため、
カラオケ大会や花魁行列、
学生によるプロレス大会といったイベントがおこなわれました。
ニュースにも取り上げられましたので、
ご記憶の方も多いのではないでしょうか。
今年は再び初心に返り、
お神輿中心のお祭りとなるようです。
今回は、
そんな中州祭りの見どころについてご紹介します。
中洲まつりの女神輿とは!?
中州祭り一番の見どころは「女神輿」です。
正式には、「中州國廣女神輿」と言います。
「女神輿」というのは、
その名のとおり女性のみによるお神輿のことです。
一般公募された、総勢500名の女性が神輿を担ぎ、
中州大通りの参道を駆け抜けます。
「女神輿」という名称が示すとおり担ぐ人も、
台座に乗る人もすべて女性です。
昔の浮世絵なんかのイメージで考えると、
どうしても“神輿は男性のもの”と思ってしまいがちです。
でも、女の子だって神輿を担ぎたい、
神輿の上に乗りたい…そう思う子もいるはず。
男性に混じってもみくちゃになりながら
一緒に神輿を担ぐのは抵抗があるけれど、
女性限定の神輿なら、
もっと気軽に参加することができます。
力強く生きようとする女性のイメージが、
女神輿にはよくあらわれています。
中州まつりの女神輿は、伝統的な行事でありながら、
今の時代にぴったりのイベントであるように私には思われます。
……な~んて、語ってしまいましたが、
実は、神輿の下には
補佐役の男性もこっそり参加していたりします。
やはり万が一に備えて、神輿が崩れたり、
神輿の上の人が落ちたりといった事故が起こらないように、
目立たない場所で支えてくれているのですね。
いつの時代でも大切なのは、
男女力を合わせることですから、、、
ちなみに、この中州まつりとよく対比されるのが、
男性だけで神輿を担ぐ「博多祇園山笠」です。
夏に行われる「博多祇園山笠」を男の祭りとするなら、
秋に行われる、この「中州まつり」は女の祭りというわけです。
中洲まつりの出店情報
歓楽街・飲屋街としても有名な中州ですが、
ここ10年くらいの間に、暴力団の取り締まりが強化され、
それにともなって出店もかなり制限されるようになりました。
ひどいときには警察の要請で、
何年か出店自体が禁止されていた期間もあったりしたのですが、
2015年からはまた復活して、
(怪しげなお店こそなくなりましたが)ふたたび、
お祭りで沢山の出店が見られるようになりました。
やっぱりお祭りには出店がないと、
つまらないですからね。
出店はほぼすべて、中州大通りに並びます。
全部で100店くらいでしょうか。
焼きそばやからあげ、
焼きイカの屋台などのメニューが盛り沢山です。
この機会に、中州の新しいお店を発掘してみるのも
楽しいかもしれません。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
福岡の歓楽街独特のお祭りを、
ぜひお楽しみください。
参考になりましたら幸いです。
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