高校までの卒業式といえば、友達との別れを惜しんだり、
お世話になった先生からお祝いの言葉をいただいたり、
思い出を振り返りながら新しいスタートを切る
という節目の行事ですよね。
みんな出席するし親も見に来るので、
出席するのが当たり前だったはずです。
でも、大学の卒業式はどうなのでしょうか?
学長の長い話を聞くのも、ゼミの謝恩会に行くのもめんどくさいから、
出来れば卒業式を欠席したいと思っている人もいることでしょう。
実際、卒業生の約10人に1人は、
卒業式を欠席しているというデータもあります。
もちろん、全員が全員めんどうだから
という理由ではなく、
「会社の研修が始まるから」「引っ越しの日程と重なるから」
など時期的にもやむを得ず欠席するという学生もいます。
もしあなたが「めんどうだから卒業式を欠席したい」
と考えているのであれば、
欠席連絡や卒業証書をもらう手続きなどは、
どのようにすれば良いのでしょうか?
今回は大学の卒業式を欠席する方法について解説していきます。
大学の卒業式に参加しない理由がめんどくさいでも問題はない!?
結論から言えば、「めんどくさいから」という理由で欠席しても、
何ら問題はありません。
卒業式に出席していないことが、
内定している会社に伝わるなんてこともありません。
何百人といる学生一人一人について出欠確認して、
欠席だからわざわざ卒業後にペナルティを科すなんて、それこそ大変ですからね。
もちろん卒業式を欠席しても
大学は卒業できますから安心してください。
欠席せざるを得ないのならどうしようもありませんが、
出席できるけど「めんどうだから行きたくない」
という理由で欠席しようか悩んでいるのなら、
卒業式を欠席するメリット・デメリットを知ってから
決めてみてはいかがでしょうか。
〈欠席するメリット〉
・地元でゆっくり過ごせる
・引っ越しを早めて余裕が持てる
・嫌いな人に会わなくて済む
・衣装代などを節約できる
〈欠席するデメリット〉
・後悔するかもしれない
・親孝行できない
・友達や先生に会えない
・思い出ができない
・卒業証書をその日に受け取れない
卒業式を欠席するメリットは、
その日を別のことに有効活用できるという内容が多いです。
嫌いな人に顔を合わせたくないという意見もあります。
また、袴やスーツなど卒業式用の衣装については、
自分で費用を捻出しなければならない人にとって高い出費ですよね。
節約したいという人にはメリットでしょう。
卒業式を欠席するデメリットは、
当日は良くても、卒業後しばらくしてから後悔することが多いようです。
後で他の人から卒業式の話を聞いて後悔したり、
親に卒業する姿を見せて、
感謝の気持ちを伝えればよかったと感じたりするケースがそれです。
大人になってから考え方が変わって、
「ちゃんと出ておけば良かった」と思うこともあります。
これから社会人になれば、
もっと面倒なことはたくさんあります。
それがたとえ強制でなくても、
大切な行事には出席するという責任感は社会で必要不可欠な能力です。
卒業式を欠席して後悔することはあっても、
出席して後悔するということは少ないので、
欠席せざるを得ないような理由が無いのであれば、
出席しておく方が気持ちよく社会人になれるのではないでしょうか。
大学の卒業式を欠席する時は連絡は必要?卒業証書は?
そうは言っても、
どうしても出たくない理由がある人もいるでしょう。
その場合は当日の欠席連絡などは必要ありません。
ただし、卒業証書や成績証明書は、
後で就職先へ提出しなければならないことなどが必要な場合もあります。
それに、受け取らなければ学生課からも連絡が来るでしょう。
そうなったら、卒業証書を取りに行くために、
卒業式後にもう一度大学へ行かなければなりません。
卒業後にまた大学へ行く方がめんどうな気もするので、
在学中に学生課に行って手続きを済ませておくと良いでしょう。
もしくは、後日卒業証書を自宅へ郵送してくれる大学もあるようです。
これについては大学のホームページや学生課の窓口で確認して、
大学の対応に従うようにしてください。
まとめ
大学の卒業式は、欠席しても全く問題ありません。
卒業証書も何とかなります。
もう成人した大人ですから、
その辺は自分の心と話し合って自分で決めていいのです。
ただ、大学でお世話になった先生や、
仲良くしてくれた友人、
これまで大切に育ててくれたご両親のことを思い出して、
ご自身が後悔しない決断をしてくださいね。
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