梅雨の時期は長雨が続いて気持ちが落ちたり、
憂鬱になったりしますよね…。
でも、そんな時にこそキレイに咲き誇った花を見て
気分転換もいいですね。
花は人の心を癒やして、
リラックスさせる効果があります。
この記事では、梅雨の時期にお花を育てるポイントや、
梅雨に強い花や人気の花などを紹介します!
梅雨の時期の花の育て方
湿度の高い梅雨時は、
花や植物の成長にはとてもいい時期なのですが、
日照不足などで病害虫が発生したり、
水分過多で根腐れを起こして枯れてしまう可能性があります。
花の鉢などは、
なるべく雨に当てないように注意しましょう。
肥料のやりすぎは根を痛める原因になります。
特に、有機質の肥料はこの時期に与えると
カビなどが発生してしまうので要注意です。
そして、高温多湿が続くこの時期は害虫にとって過ごしやすく、
繁殖するのに適した時期になります。
発生する害虫はアブラムシ、ハダニ、根切り虫などで、
病害は灰色カビ病(茎、葉、花が腐敗して灰色のカビに覆われてしまう病気)、
うどんこ病(葉っぱに白い斑点が出来て葉全体が白くなる病気)など。
もちろん、害虫も病害も
見つけたらすぐに駆除してください。
何よりも予防が一番ですので、
市販のスプレーや殺虫剤などでしっかり予防を忘れずに!
梅雨の時期に咲く花は?
梅雨の時期に咲く花の定番と言えば
「あじさい」ですよね?
あじさいは梅雨の風物詩と言っても過言ではないでしょう。
小さな花がたくさん集まって可愛らしくて親しみやすい花です。
あじさいは100種類以上の品種があると言われており、
最近では中心に花を付けない「ガクアジサイ」の原種も人気のようです。
株の大きさを剪定によって保つことができるので、
鉢植えや地植えなど、
ライフスタイルに合わせて栽培できるのがいいですね。
また、花の色によって花言葉が変わります。
白色は「寛容」、
青色は「辛抱強い愛」、
ピンク色「元気な女性」など。
特に、青色のあじさいの花言葉が
「偉大な母親へ贈るのにピッタリ!!」と
母の日の贈り物に人気が出てきています。
ちなみに、あじさいの花びらのように見えている部分は、
実は花びらではなく葉っぱが変形して出来た「萼(がく)」
と言うものだって知ってましたか?
萼(がく)は別名「装飾花」と呼ばれています。
実際の花は中心に5枚ほど花びらが隠れていて、
10本の雄しべがくっついて種を実らせます。
そして、あじさいは根から吸収される土の養分によって、
花の色が変わる不思議な花でもあります。
土が酸性であれば花が青色に、
アルカリ性であればピンク色に…。
最終的に花の老化の現象が進めば、
どの花も赤やピンク色へと変わっていきます。
元々、あじさいは白色ですが、
酸性の土にはアルミニウムが含まれており、
このアルミニウムがあじさいの中のアントシアニンのいう物質と
くっつく事で青色になると言われています。
あじさいは土の管理と、水やりがポイント!
地植えもいいですが、鉢植えがオススメです。
梅雨の時期でもバラは人気!?
そして、あじさいと同じく
梅雨の時期でも人気のあるのが「バラ」です。
バラは「花の女王」と呼ばれており、
品種も種類もさまざまで世界で知名度が高く、
贈る相手を選ばず、
お祝いやプレゼントにも人気の高い花です。
バラは色や本数によって花言葉が異なります。
「手間がかかる」「育てるのが難しそう」というイメージもありますが、
実際は丈夫で育てる場所にあった種類の苗を選ぶことを意識すれば
手軽に育てることができます。
バラと一言で言っても木のような姿のもの、
ツルを生やすもの、
ミニバラと呼ばれる小さなものなど種類によって様々。
育てる場所にあったサイズや育ち方のものを選びましょう。
バラの苗には新苗と大苗があります。
新苗とは、冬に接ぎ木をして作られた苗のことで
春頃に販売されます。
価格は安いが花が咲くまでに数年かかると言われています。
大苗とは、春から秋まで育てた苗を
掘り上げて販売しているもののことで、
秋から冬頃に販売されます。
根が張られていて充実していますが、
新しい土に根付くのが新苗より難しいとされています。
バラ専用の培養土を使って、
苗より一回り大きな鉢を使うのがオススメです。
バラは乾燥しすぎても、
いつも土が湿っていても枯れてしまいます。
水やりに注意しましょう。
まとめ
梅雨の季節だからこそ花のお手入れと管理の方法によっては、
きれいな花を咲かせるか、
枯らせてしまう可能性もあるかもしれません。
しっかりと手間をかけて、
この季節に合った花を楽しみたいですね。
コメント