神社に初詣に行った時、
ついつい引いてしまうのがおみくじですよね。
おみくじを引いて、
その年の運試しをするという人は多いでしょう。
特に年初めに大吉を引くと、
これからどんな一年になるのか楽しみになりますよね。
でも、せっかく大吉を引き当てたのに、
よくよく読んでみるといまいち内容が良くないという経験はありませんか?
大吉なら良いことばかり書いてあると思ったのに、
反対に良くないことが起こるような文面だと、
なぜ大吉なのか疑問に感じますよね。
そもそも、
おみくじで大吉を引くのはそんなにラッキーなことなのでしょうか?
「大吉・中吉・小吉・吉・末吉・凶」の6種類に分けられているおみくじで、
最も平均的な確率を調べてみると意外なことが分かりました。
それは「大吉は最も出る確率が高い」ということです。
運が良いと言われている順に確率を見ていきましょう。
大吉29%、中吉16%、小吉15%、吉18%、末吉21%、凶7%と、
運が良いと言われているものと、
その確率の低さが実は無関係であることが分かります。
では、もし仮に大吉が7%で、
凶が29%だったらどうなるでしょう。
おみくじは、初詣や七五三などの記念日で、
お参りに行くという時に引くことが多いものです。
万が一そのような縁起の良い日に縁起の悪い凶などを引いてしまったら、
とてもショックですよね。
この神社は縁起が悪いから、
もう来ないでおこうということにもなりかねません。
また、かなり低い確率のくじを引き当てるというラッキーな出来事が起きると、
その後の運勢はどうなるのでしょう。
そこで運を使い果たしてしまうとも考えられます。
せっかく大吉でも、
引き当てた時点で運を使い果たしてしまっては残念すぎますね。
運を取っておくという意味でも、
大吉の方が確率が高くなっているという説もあります。
おみくじの大吉の内容が良くないのはなぜ!?
では、おみくじの大吉の内容が良くないのはなぜなのでしょう。
多くの人は、その年の運を占う意味で、
おみくじを引いていることでしょう。
しかし、おみくじ本来の意味合いは別にあります。
おみくじではどうしても「大吉」や「小吉」などの結果に目が行きがちですが、
それは、おみくじを引いた時点での運勢でしかありません。
もし大吉を引いたとしても、
来月や再来月も大吉のままだとは限らないということです。
その運勢を維持するためには、
おみくじに記されている神様からのアドバイスをよく読むこと、
そしてそれを指針として行動することです。
大吉を引いたとしても、
努力を怠ればその後中吉や吉にも転じる可能性があるのです。
大吉なのに内容がいまいち良くないといのは、
「運の良い状況に甘んじないように」
という神さまからの戒めの言葉ということなんですね。
しかし逆に言えば、
もし末吉や凶を引き当ててしまったとしても、
おみくじの内容をよく読み解き、
それを実生活でも活かすことで運気を上げることもできるということです。
おみくじは運命を占うものではなく、
これからどう行動すれば良いのかを教えてくれるものなんですね。
おみくじの大吉の効果はいつまで!?
おみくじで大吉を引いた後、いつまで効果が続くんだろう?と、
疑問に思ったことはありませんか?
誰だって、良い運勢は長く続いてほしいものです。
おみくじの気になる有効期限は、
1年間もしくは次におみくじを引くまでと言われています。
ただし、お願い事をしておみくじを引いた場合には、
その願い事が成就するまでが有効期限となっています。
では、あまり良くない運勢を引いてしまった場合は、
同じ日に引きなおしても良いのでしょうか?
吉凶の良し悪しによって何度も引き直しをするというのは、
本来ならすべきではありません。
結果よりも、そこに書かれている内容に耳を傾けて、
自分の行動を省みることの方が重要だからです。
それでも納得がいかないという場合は、
日を改めて参拝しに来て、その時におみくじを引き直すと良いでしょう。
謙虚な気持ちで臨めば、
神様もあなたにとって一番良いアドバイスをして下さいますよ。
まとめ
大吉を引き当てると、
これから良いことづくめなのではと嬉しく感じますよね。
しかし結果よりも、そこに書かれた内容と真摯に向き合い、
日頃から努力することがとても重要です。
せっかく大吉を引いたのであれば、その運を維持するために、
神様からの戒めの言葉をきちんと読んで実践してみてくださいね。
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