子供が小さいうちは親が主体で遊びの約束をしたり、
お家に招待したりしていた友達関係ですが、
小学生ぐらいになると、
親の関知しないところで遊びの約束をして帰ってくるようになります。
公園など家の外で遊ぶなら問題ありませんが、
どういうわけか家に上がりたがる子も一定数います。
家で遊んでもらって全然構わない
というお家もあるかもしれませんが、
多くのご家庭はよく知らないお友達が家に上がることに、
いくらか抵抗があるのではないでしょうか。
私も小学1年生の娘がいますが、
幼稚園からの付き合いで親同士知っている子は招きやすいですが、
それ以外のお友達を家に招待するのは、
やはり躊躇してしまいます。
周りのママ友からも聞くのは、
一度家に上げると“この家は遊びに来ても良い家”だと思われて、
何度も来るようになるということです。
子供と仲良くしてくれるのは嬉しいですが、
そう何度も来られても困りますよね。
また、人の家に行きたがる子ほど、
マナー違反な子が多いようにも感じます。
おやつやジュースに文句を言ったり、
散らかしたまま片付けをしなかったり、
あるいは勝手に家の引き出しを開けて物を使ったり等です。
中にはおもちゃが壊されたり、
無くなったりしたという話も聞きます。
みんながみんなそうではありませんが、
やはり外で遊んでくれた方が、
お互いの親同士も気を遣う必要もなくて助かりますよね。
どうすれば子供の友達が家に来るのを
上手に断ることができるのでしょうか?
今回は、
子供の友達を家に呼びたくない時の断り方をご紹介していきます。
子供の友達を家に呼びたくない時の上手な断り方
①遊ぶときは外で遊ぶように我が子と約束する
まずはこれに尽きます。
約束をするのは子供同士ですから、
お友達に「家に遊びに行ってもいい?」と聞かれても、
子供が「お母さんから外で遊ぶように言われている」と答えれば、
お友達が遊びに来るという可能性自体が低くなります。
②お友達に直接やんわりと断る
お子さんがお友達を連れてくることが無くても、
いきなりピンポーンと遊びに来る子もいます。
「家の中で遊びたい」と言われたら、
「うちは家の中では遊ばないように約束しているから、お外で遊んでね」
と優しく伝えましょう。
中には「なんで家の中はだめなの?」と聞いてくる子もいます。
そんな時は、具体的に理由を話すのではなく、
「それがお家のルールだから」
「お友達とは外で遊ぶ約束なの」など、
「そういう決まり」という風に、
きっぱり伝えた方が良いです。
態度で示すことで「この家は中で遊べないお家」
という印象を植え付けることになるので、
自然と子供の方から来なくなります。
③我が子も友達の家では遊ばせない
自分の家には一切入れないのに、
友達の家に毎回遊びに行っていたら、それはおかしな話ですよね。
相手の親も「なんでいつもこの子はうちにばかり遊びに来るのだろう?」
と不審に思われる可能性もあります。
したがって、もしお友達を家に上がらせたくないのであれば、
自分の子供もお友達の家には、
なるべく遊びに行かないように約束しておきましょう。
しかし、「遊ぶなら外で遊んでおいで」と言っても、
実は親が関知していないだけで、
友達の家に毎回入り浸っていたなんていう話もよく聞きます。
お友達のお家を困らせないように、
我が子の行動は親もきちんと把握しておくようにしましょう。
④お友達によって差をつけない
「このお友達は家に上げてもいいけど、あのお友達はダメよ」
なんて言うと、完全に不平等になってしまいます。
子供も、「なんでこの子はいいのに、あの子は家に呼んだらダメなの?」
と疑問に思うはずです。
お友達には、いじわるしないよう習っているはずの子供に向かって、
そんなことを言ってしまったら、
手本となるべき大人の発言として問題がありますよね。
そうならないためにも、
お友達を呼ばないというルールを作ったなら、
それはお友達全員に対してのルールにしてください。
分かりやすいルールの方が、いざこざも起きにくく、
お子さんも混乱することがありません。
子供の友達が家で遊びたがる場合はどうする?
もし子供の友達が、
家で遊びたがって譲らないという時はどうすれば良いのでしょうか。
そんな子供いるの?と思うかもしれませんが、
色々な屁理屈を並べて、
どうにか家の中に入れてもらおうとする子は実際にいます。
先述した断り方を実践しても断り切れなかったとか、
子供相手とは言え、そこまではっきりと断りにくいという場合は、
発想の転換で乗り切りましょう。
まずは、家で遊ぶときのルールを決めることです。
おやつは出さない、家の中は走らない、何時までに帰るなど、
我が子はもちろん、お友達ともきちんと話して約束します。
そしてこれは、
親であるあなたが毅然とした態度で伝えることが肝心です。
人様の子だからと遠慮せず、
我が子に言うのと同じように「ダメなことはダメ」とちゃんと伝えて、
もし約束が守れなかったらきちんと注意しましょう。
お友達がいたら子供同士で遊んでくれるので、
むしろ家事がはかどると考えることもできます。
まだ低学年だと遊び相手をしてあげることや、
話を聞いてあげることも多いでしょう。
しかし、お友達がいてくれるだけで、
有り余ったエネルギーをお互いに消費しあってくれるので、
こちらは他のことに専念することができるのです。
まだ低学年のうちは、どんなことがマナー違反になるのか、
お家で遊ぶときには何を守らなければならないのか、
まだ知らない子もいます。
もしかしたら、
あなたのお子さんもそうかもしれません。
子供の友達がお家に来ることで、我が子にも
それを教えることができるチャンスだとも考えることができますよね。
もしかしたら我が子も同じことをしているかも…と考えて、
靴を揃える、挨拶をするなど、
基本的なマナーから見直してみると良いかもしれません。
まとめ
小学生はお友達の家に遊びに行くのが大好きです。
しかし、マナー違反な言動を取られるのは、
いくら子供相手とは言え我慢できませんよね。
そんな時は、外遊びをするように促したり、優しく断ったりして、
家に入れないような断り方をしましょう。
もし家で遊ばせるとしても、きちんとルールを守りながら遊ぶよう、
毅然とした態度で伝えるのがおすすめです。
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