美しい自然に囲まれた鳥取県中部の三朝温泉(みささおんせん)。
澄んだ空気と豊かな自然が自慢の子の温泉街で、
毎年6月にホタルの夕べが開催されています。
三朝温泉ホタルの夕べでは、
温泉街を歩きながら野生のホタルを観賞することができ、
三朝川沿いの遊歩道で約1カ月間見ることが出来ます。
入場料などは特に必要ないので、
三朝温泉に近々行こうと思っている方は絶対に6月中がおすすめですよ。
温かく優しいホタルの光はとてもロマンチックなので、
大切な人とのデートにもおすすめです。
温泉街を歩きながらホタルを見るなんて、
幻想的な上に雰囲気も最高ですよね。
温泉で疲れを癒してホタルを見た後には、
ホタル寄席や無声映画の上映、郷土芸能なども見ることができますよ。
今回は、三朝温泉ホタルの夕べ2019の日程と見どころ、
アクセスと駐車場情報について詳しくご紹介していきたいと思います。
三朝温泉ホタルの夕べ2019の日程と概要
2019年の三朝温泉ホタルの夕べは、
6月1日(金)から6月30日(土)まで、ちょうど1カ月間開催されます。
中でも、最もホタルが美しく見えると言われる
6月上旬から中旬がおすすめの時期です。
時間は20時から21時の1時間で、
場所は、三朝町三朝温泉三朝川左岸遊歩道、ふるさと健康むら、
ホタルの小川のあたりが特によく見えます。
ホタル展示会場もあるので、
天気が雨でもホタルを楽しめます。
期間中には一部の街路灯が消されて、
暗闇の中でホタルの飛び回る光を楽しむことが出来ますよ。
ほとんどの温泉旅館から歩いていける距離にあるので、
温泉に入って美味しい夕食を食べた後は、
ゆっくりと散歩に出かければちょうどホタルが見られます。
昭和レトロな街並みの静かな温泉街を散歩しながら見るホタルというのも、
なかなか風情がありますよね。
また、三朝温泉では、
ホタルの夕べに合わせて行われる様々なイベントも人気です。
6月1日~6月16日まで、瀧川鯉白による落語「ホタル寄席」が開催され、
ホタルと落語寄席を同時に楽しむことが出来ます。
時間は第一部が19時15分から、第二部が20時30分からで、
それぞれ約40分程度となっています。
場所は芝居小屋ニューラッキーです。
無声映画「三朝小唄」は、
6月17日(日)~21日(木)、
6月24日(日)~28日(木)の期間上映されます。
時間はどちらの期間も20時半から21時までで、
場所は同じく芝居小屋ニューラッキーです。
さらに、6月22日(金)、23日(土)、29日(金)、30日(土)の4日間、
20時半から21時までの間には郷土芸能や三味線、
歌や和太鼓の生ライブを楽しむことが出来ます。
場所は三朝温泉の観光案内所である「ほっとプラ座」となっています。
これらのイベントの料金は、
各500円とワンコインで楽しむことができます。
これまで落語や無声映画などを見たことがないという方も
気軽に立ち寄ることができますね。
興味のある方はホタル鑑賞と併せてぜひご覧になってください。
三朝温泉ホタルの夕べの見どころ
三朝川沿いの遊歩道では、
至る所でホタルを見ることができます。
ほっとプラ座(観光案内所)付近とふるさと健康むら、
ホタルの小川は特に見どころとなっています。
この付近は、ホタル観賞のため街路灯が一部消灯されていて、
ホタルの光がとても見やすいです。
別記事では、ホタル観賞がさらに楽しくなるような記事も紹介してますので、
そちらもぜひ参考にして下さいね!
蛍が光るタイミングが同じになるのは一体なぜ?時間帯や鑑賞マナーは?
自然のイルミネーションと言われるホタルですが、
三朝温泉では「三朝ホタルの会」という組織が、
手厚くホタルの生育活動を行っていることで、
毎年その美しい光を見ることが出来ます。
キレイな川にしかホタルは生息しないというのは有名ですが、
今でこそ美しい三朝川も、一時は農薬汚染が広がったことがありました。
そこから地域を挙げて、生き物たちを守るために、
水質改善や生育環境の改善を行っていき、
今ではたくさんのホタルが卵を産んで、
翌年には私たちの目を楽しませてくれているのです。
また、ホタルの夕べの期間中は、
屋内にもホタル展示会場が設けられます。
展示場開場時間は20時から21時まで、
場所は三朝橋の南側です。
不安定な梅雨空が続く時期ですから、
屋内でもホタルが見られるのは嬉しいですね。
さらに、ホタルの夕べと同時期に開催される
「カジカガエルの声を聞く夕べ」も、
三朝温泉の初夏の風物詩として人気です。
三朝温泉に生息するカジカガエルの鳴き声は、
日本の音風景百選にも選ばれており、
その澄み切った声は川のせせらぎと共に私たちの心を癒してくれますよ。
こちらは6月の毎週金曜限定で、
20時から21時までの間、恋谷橋河川敷にて開催されているので、
興味のある方はぜひ参加されてみてください。
また、カジカガエルの声を聞く夕べ会場付近にある「恋谷橋」は、
願いを叶えるパワースポットです。
この橋は、映画の舞台ともなりました。
橋の中央には、
「縁結びのカジカガエル」と呼ばれるカジカガエルの像があります。
カジカガエルの像を撫でると、
ご縁を授かることが出来るというジンクスがあるので、
ホタルの夕べに行かれた際には彼女と撫でてきましょう。
三朝温泉ホタルの夕べのアクセス
電車でアクセスする方は、
JR「倉吉駅」下車後、「三朝温泉」行または「三徳山」行の日の丸バスに乗り、
20分ほどのところにあるバス停「三朝温泉」で下車します。
旅館に宿泊する場合、
宿によっては送迎してくれるところもありますよ。
車でアクセスする場合はインターからが少し遠いのが難点ですが、
車だと他の観光地などにも自由に行き来できるので便利ですよね。
大阪吹田ICからは、中国自動車道を通って岡山の院庄ICで降りて、
179号線をひたすら走ったら到着します。
約3時間30分かかるでしょう。
岡山ICからは岡山自動車道を北上し、
北房JCTで中国自動車道に乗り換え、
さらに落合JCTで米子自動車道に乗り換えます。
そこから湯原ICで降りたら下道を走ると、
出発から約2時間で到着するでしょう。
三朝温泉
三朝温泉ホタルの夕べの駐車場
三朝温泉の駐車場の収納台数は限られますが、
無料駐車場と有料駐車場がいくつかあります。
旅館などに宿泊しない場合、駐車場は3カ所用意されており、
そのうち「ゆのか」という温泉宿のある通りの駐車場が
1時間無料になっています。
さっと来てホタルだけ楽しんですぐに帰る場合は、
こちらの駐車場がおすすめですよ。
また、ふるさと健康むらの無料駐車場は、
収納台数100台ほどと広めの駐車場です。
もし無料駐車場は不安という方は、
三朝トンネル付近にある有料多目的駐車場を利用するといいでしょう。
普通車1時間無料でそれ以降、
30分毎100円、最大24時間1000円になります。
まとめ
鳥取砂丘で有名な鳥取県ですが、
中でも三朝温泉はその豊かな自然を活かし、
天然のホタルが見られる穴場の温泉地として人気を博しています。
三朝温泉ホタルの夕べの嬉しいポイントは、
期間中毎日かならずホタルが見られるということです。
ホタルを楽しみに行ったのに、
見られなくて残念・・・という状況にはならないので、
安心してデートを楽しむことが出来ますよ。
6月というと梅雨時期で気分も鬱々としがちですが、
そんな時こそ少し足を延ばして三朝温泉へ行ってみてはいかがでしょうか。
ホタルの優しい灯かりがあなたを癒してくれますので、
素敵な時間を楽しんで来てください。