ガラステーブルはその華美な見た目から、
客間のソファーテーブルなどに好んで用いられます。
ガラステーブルの唯一の欠点は、
その素材ゆえに割れやすいということです。
今回は、ガラステーブルの割れるというデメリットに対して、
簡単にできる対処方法をご紹介したいと思います。
ガラステーブルの簡単な割れ防止とは!
ガラステーブルの割れ防止策としては、
・熱いコーヒーやお茶など高温のものを直接置かない
・重量のあるもの、角のあるものを落とさない
この二点が挙げられます。
熱いものを置いてはいけないのは、急激な温度差によってガラスが膨張し、
内側からヒビが入るおそれがあるためです。
これを防ぐためには、
コップの下に布製のコースターやお皿、お盆などを置くことが必須です。
けっして、熱々のミルクティーを入れたマグカップを直接、
ガラステーブルの上に置いたりしてはいけませんよ。
またガラスは、鋭利なもの・重量があるものによって加えられる衝撃にも弱いので、
そういったものをテーブル表面にぶつけないよう注意が必要です。
ポリ袋に十円玉や百円玉などの小銭をじゃらじゃらと入れて、
テーブルにがちゃん!と置いただけでも傷がついてしまうのです。
テーブルにクロスをかける際には、
ただかけるのではなくて、
下に透明の樹脂製シートをかけて、
その上からクロスをかぶせるようにしましょう。
こうしておくと、
普通に使っていて、テーブルに傷がつくことはほとんどありません。
飛散防止フィルムといって、
ガラスの裏から貼るシートがありますが、
あれは、割れた後にガラスが飛び散らないようにするためのもので、
割れそのものを防止してくれるわけではないので区別が必要です。
ガラステーブルが割れる原因とは!?
ガラステーブルに使われるガラスは、
「フロートガラス」と「強化ガラス」の二種類です。
性質や弱点もそれぞれ違います。
・フロート板ガラス
テーブルに限らず、一般に最もよく使われているガラスです。
ガラステーブルの天板や棚の扉、窓、水槽にも利用されます。
耐熱温度はいちおう110℃で、
沸騰したお湯をこぼしても割れたりしないということになっていますが、
急激な温度変化には耐えられません。
たとえば冬場、室内が0度前後の気温のときにフロート板ガラスにお湯をかけたら、
たとえお湯の温度が110℃以下であっても割れてしまうことがあります。
・強化ガラス
フロート板ガラスを加熱して、急速に冷却し固めたガラスです。
フロートガラスのおよそ3~5倍の強度があります。
耐熱温度は210℃で、
揚げ物をした後の鍋を直接置いても大丈夫なくらい熱に強い点が魅力です。
ただしフロート板ガラス同様、急激な温度変化には弱いです。
また、一点集中型の衝撃に弱く、
重量のある物を落とすと簡単に傷がついてしまいます。
世間ではたまに、強化ガラスのテーブルが突然、
粉々に割れたという怪奇現象が報告されることがありますが、
あれは製造工程において、
ガラスに不純物が混入したことが原因で起きる事故です。
その不純物が年月とともに膨張すると、
そのうち耐えきれなくなったガラスは破裂し粉微塵になります。
テーブルの上にパソコンや飲み物を置いていたりした場合、
大変なことになります。
不純物は普通、製造過程で取り除かれますが、
まれに検査ミスで、そのまま世に出てしまうことがあります。
要するに不良品です。
先ほど飛散防止フィルムは、
割れ防止にはならないとお伝えしましたが、
万が一、不良品をつかまされた場合のことを考えて、
飛散防止フィルムを貼っておくことは無駄ではありません。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
ガラステーブルの割れるというデメリットに対しての
対策方法をご紹介してきました。
・熱いコーヒーやお茶など高温のものを直接置かない
・重量のあるもの、角のあるものを落とさない
この2点を守れば、
そう心配することもありませんよね。
参考になりましたら幸いです。
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