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しねり弁天たたき地蔵まつり2019の日程と見どころの地元民情報!

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「どうぞ気に入った女性をつねってください。」

そんなことを言われたら、きっと多くの男性が戸惑い、

そんなことは出来ないと言うでしょう。

 

しかしそんなコミュニュケーションから始まる祭りがあります。

 

しんしんと降る雪が美しい米どころ魚沼。

その中心部にある小出地区に、

江戸中期から伝統として受け継がれてきた奇祭です。

 

祭りの名前は「しねり弁天たたき地蔵まつり」。

 

今回は、筆者が毎年参加している

しねり弁天たたき地蔵まつりの日程と見どころや楽しみ方、

屋台情報などをご紹介します。

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しねり弁天たたき地蔵まつりの2019年の日程と詳細

 

しねり弁天たたき地蔵まつりは、

曜日問わず例年、6月30日に開催されます。

 

花火大会は雨天中止となります。

 

時間

16:00~21:00頃

花火大会は20時頃~

 

場所

JR上越線/只見線 小出駅から徒歩15分

新幹線最寄り駅 浦佐駅(~小出駅 電車で5分)

関越自動車道小出ICより車で8分

 

駐車場情報

小出商店街に無料駐車場があります。

 

トイレ

近隣店舗が貸してくれますので

特に臨時設置はしておりません。

 

子連れの場合

ファミリーで楽しめる祭りです。

非常にゆったりとした祭りで自分のペースで楽しめます。

 

混雑状況

地元の大きな祭りですが、

新幹線接続もないので混雑を気にする必要もありません。

 

付近にはスキー来客を見越した宿が複数ありますし、

駐車場が一杯だとしてもたかが知れてます。

 

実際に参加した立場としても

駐車場から1キロ以上歩いたことはありません。

 

お祭りの場所取りも必要ありません。

 

その他周辺情報

魚沼地区は広大で、

交通の便さえ確保できれば見どころはたくさんあります。

 

霊峰八海山や日本一の長流信濃川をはじめとした雄大な自然や、

その地の利を生かしたそばや米をはじめとした、

素材を生かした郷土料理などが最高です。

 

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しねり弁天たたき地蔵まつりの見どころと歴史

 

田植えが終わり、

薄く張られた水面に若稲がようようと夏を待つ6月30日。

 

美しい越後三山に陽が沈み、

赤提灯が灯々と燈りはじめると、

町のあちこちから女性の悲鳴が聞こえます。

 

参加者の男性に身体をつねられ、

笑いながらも身をよじって逃げ惑います。

 

そうかと思えば、さっきまでつねられていた女性に

仕返しとばかりに叩かれる男性の姿。

 

この祭りでは年に一度の無礼講が許されます。

 

しねり弁天たたき地蔵まつりは、

この地に代々息づいてきた伝統ある祭りです。

 

発祥は江戸初期。

上野の忍不池「弁天祭」を真似たのがそのはじまりとされています。

 

弁天祭では正月の初巳の夜には女性の尻をつねり、

開運のお守りをもらうという習わしがあったといいます。

 

それをこの小出の土地に持ち帰り、

広めたのではと伝えられています。

 

内気な雪国の人間の気質なのか、

少しマイルドに(?)変化させていることが感じられます。

 

好きな子に、

イタズラやちょっかいをしてしまうようなものでしょうか。

 

成人男性の背丈と同じくらいの御神体に

若い新婚夫婦がまたがり、

それを狐の面を被った男達が市中を引き回します。

 

これを契機に男性が一斉に女性をつねりはじめます。

 

腕や肩、背中や頬など、

つねってよい場所が決まっているわけでは有りません(常識の範囲内で)。

 

このとき、異様な雰囲気に会場が包まれます。

 

つねられるのが分かっていて、

女性はその場から離れることはありません。

 

そしてつねられた女性の悲鳴が聞こえた次の瞬間、

それはすぐに男性に悲鳴に変わります(笑)。

 

もちろん現代は女性のほうが強いですから、

何倍にもなって男性に返ってくるわけです。

 

そんなことを各所で繰り返しながら、

御神体は街の中心にある観音寺の弁天堂に向かいます。

 

弁天堂の御本尊「弁財尊天像」は、

華麗な容姿で艶やかに塗り上げられた木像です。

 

かねてより五穀豊穣、子育て、縁結び、不老長寿など、

地域に暮らす人々の願いを託され広い信仰を集めてきました。

 

特に「子宝祈願」に対する、

かつてこの農村地ならではの文化がこの風習に伝えられ、

現代でもこうして続いていると言われています。

 

事実、地元の中高生はこの祭りで、

意中の女性を誘ってはイタズラに思いを伝えるなど、

非常に甘酸っぱい記憶に残っている人がたくさんいます。

 

しねり弁天たたき地蔵まつりの屋台情報

しねり弁天たたき地蔵まつりは、

定番の屋台から地域限定の屋台まで楽しめます。

 

普段閑散としている商店街に、

地域の子供からお年寄りまでたくさんの人が訪れ、

 

縁日ならではのやきそばやたこやきに加え、

新潟のローカルおやつでもある「ぽっぽ焼き」ももちろんあります。

 

さらに魚沼の人々がBBQの際に必ず食べる

「もつ焼き」も露天に並びます。

 

魚沼の人々にとってもつ焼き=BBQであり、

BBQというと、

よそ者だと思われる風潮があるくらい豚モツを愛しています。

 

甘辛い豚モツにたっぷりのねぎをかけていただくと

地元に帰ってきたなと思うほどです。

 

さらにこの祭りに限っては、

御神体を模したアイス「御神棒」まで販売されてますよ。

 

しねり弁天奉納花火と称して、

祈念の花火大会も行われます。

 

内気で想いを伝えかねている男性には、

是非おすすめのお祭りです。

 

しねり弁天たたき地蔵まつりの感想

 

名前からしてまさに「奇祭」。

 

雪深い魚沼に伝わる変わった祭りで子供の頃から参加していますが、

何度参加しても変な祭りだなーと思います。

 

五穀豊穣を縁結び、子宝に恵まれるなどを祈念した祭りですが、

特にほかの祭りと違うところはその異様な雰囲気です。

 

「しねってしねって、たたいてたたいて~」という掛け声の中、

狐の面をかぶった男達が引いてくるのは御神体。

 

それにまたがる地域の新婚夫婦。

 

すると男性が女性達をつねりはじめるようになります。

ぎゅーっと。

 

そこかしこで悲鳴が聞こえ、

そして笑いも聞こえます。

 

そしてつねられた女性はその男性を叩き返すというのが、

祭りの佳境にあたるわけです。

 

それこそ初めて参加した方は怖い思いをするでしょうし、

何年参加しても、

お通りが始まったときの異様な雰囲気は慣れることができません。

 

楽しいのは楽しいのですが。。。笑

 

ただ露天はたくさん出ていますし、

普段閑散とした小出の商店街に子供達からお年寄りまで

たくさんの人でにぎわいますので、

一度行ってみる価値はあると思います。

 

新潟ならではのぽっぽ焼きやもつ焼きなどの屋台もならび、

にぎやかで楽しいですよ。

 

まとめ

 

いかがでしたでしょうか?

御神体が街中を廻る際のこの祭り独特の雰囲気!

 

一般男性が一般女性をつねって、それをつねり返す。

それが事前にわかっているという異様な雰囲気。

 

参加者自身が当事者になれる祭りです!

 

ぜひ今年は、しねり弁天たたき地蔵まつりを楽しんでくださいね。

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