花火大会といえば夏の風物詩というイメージですが、
夏以外の季節でも
何かの節目に花火を打ち上げるということは珍しくありません。
その一つ、福岡県朝倉市の原鶴温泉で行われる「川開き温泉祭花火大会」は、
筑後川の川開きを祝って行われる花火大会です。
筑後川は毎年5月20日から鮎漁が解禁され、
9月末まで鮎を獲るための「鵜飼」を見ることができます。
鵜の首に紐を付けて魚を獲らせる鵜飼を見られるところは
全国的にも限られており、
屋形船に乗って川下りをしながら鵜飼を見学する旅もとても人気があります。
夏に開催される筑後川花火大会に比べると規模は劣りますが、
それでも県内で先駆けて見られるとあって、
十分見応えのある花火大会となっています。
筑後川の水面にも映って色とりどりに輝く花火は、
初夏の訪れを感じさせてくれますよ。
今回は、原鶴温泉花火大会の日程や駐車場情報、
おススメの穴場などをご紹介していきます。
原鶴温泉の川開き温泉祭花火大会の日程と時間
原鶴温泉の川開き温泉祭花火大会は、
今年で68回目を数える歴史ある花火大会ですが、
2016年まで鮎漁解禁と同日に行われてきました。
しかし2017年は5月25日(木)、2018年は5月24日(木)と、
2017年からは
「5月20日の鮎漁解禁を過ぎて初めの木曜日」が開催日となっています。
今年の花火大会の詳細はまだ公式に発表されていませんが、
これまでの日程から予想すると、
今年の開催日は【5月23日(木)】ということですね。
昨年は九州北部豪雨の影響から
開催を取りやめにするかが問題となりましたが、
原鶴温泉花火大会が、
西日本水害からの復興を祈願して始まったという成り立ちも考慮して、
「祈・早期復興」をテーマに例年通り開催されました。
花火は美しいだけでなく、
見る人を元気づけたり日本中に勇気を与えたりする力があるので、
これからもずっと続いてほしいですよね。
ちなみに打ち上げ時間は【20時から21時まで】の一時間で、
約3,300発が打ち上げられます。
開催場所は原鶴温泉筑後川畔で、
住所は朝倉市杷木志波(あさくらしはきしわ)となっています。
原鶴温泉の川開き温泉祭花火大会のおすすめ駐車場
朝倉という場所もあって、
電車だと下車してからも車で10分ほどかかるため、
原鶴温泉花火大会には車で行くのがおすすめです。
気になる駐車場ですが、ほとんどの方が車で来場することから、
原鶴温泉では原鶴放水路が臨時駐車場として開放されます。
筑後川原鶴分水路中央端上流側にあり、
無料で、しかも約1200台収容可能なので、
車で行く方はこちらの駐車場を利用すると良いでしょう。
場所が良く分からなくても、
近くまで行けば警備員の方が誘導してくれるので大丈夫ですよ。
そこまで大きな花火大会ではありませんが、
それでも交通規制によって渋滞してしまうので、
30分前までには着いておいた方が良いでしょう。
早い人から順に会場近くの場所から停めていくので、
遅くなればなるほど、
会場からは離れた場所に駐車することになってしまいます。
出来るだけ余裕を持って行くと、
帰りもスムーズに帰ることができますよ。
花火大会は夜に開催されるため、
小さいお子さんだと帰るころには
眠たくなってぐずってしまうということがありますよね。
近くに駐車場があったら、
そんな時にもすぐに移動することができるので便利です。
原鶴温泉の川開き温泉祭花火大会の交通規制は?
当日19時30分から21時30分まで、
原鶴温泉街の車両通行ができなくなり、
駐車禁止の規制もかかります。
花火大会自体は21時に終了するので、
交通渋滞を避けるために早めに帰ろうと思っても
交通規制がかかっていて帰れなくなってしまう可能性があるので、
お帰りの際には気をつけてくださいね。
お問い合わせ先は、
原鶴温泉旅館協同組合(0946‐62‐0001)となっています。
駐車場や交通規制について気になることがあれば
前もって問い合わせておくと良いでしょう。
原鶴温泉の川開き温泉祭花火大会の穴場スポット
打ち上げ花火は間近で降ってくる花火を見たいという方や、
お子さんがいて大きい音が苦手だから、
少し離れたところから見たいという方など様々です。
しかし、穴場スポットとして共通して言えるのは
「花火全体が綺麗に見えて快適な場所」
ということではないでしょうか。
原鶴温泉花火大会は、
筑後川の上流と下流の2カ所から花火が打ち上げられます。
出来るなら2カ所の花火を同時に楽しみたいところですが、
欲張ってどちらも見ようと思うと、
キョロキョロと首を左右に動かして見なければならないため、
結局集中できずに疲れてしまいます。
原鶴温泉花火大会の花火を思い出として心に留めておきたいのであれば、
どちらか一方の花火に専念して鑑賞した方がより楽しめるでしょう。
上流は3つの打ち上げ装置があるので、
早めに場所取りをすれば、
花火を3つ同時に眺めることのできる一番の穴場スポットです。
しかも、打ち上げ場所が川の向こう岸なので、
見ている人に降りかかるのではないかというぐらい
空一面に広がった、大迫力の花火を楽しむことができますよ。
下流から楽しむのであれば、
会場に向かう途中にある「焼き鳥大将」というお店の前が穴場です。
花火が開いたときの「ドン!」という音がすごいので、
音が大きいのが苦手な方は注意が必要ですが、
その体を揺さぶるような爆音がたまらないという方にはうってつけです。
穴場スポットを2つご紹介しましたが、
実は上流、下流以外にももう一つ穴場があるんです。
それは「駐車場」です。
駐車場からもきれいに見ることが出来るので、
小さいお子さんがいるご家族は、屋台から美味しいものを買ってきて、
車で食べながらゆっくりと花火を鑑賞するのも楽しいかもしれません。
ちなみに本部席のあたりが、
ちょうど2カ所の打ち上げ場所の真ん中ぐらいにあるので、
それを目安にして移動すると良いですよ。
しかし、それでも
「どうしても2つの花火を同時に見たい!」という方は、
本部席あたりの川からかなり離れたところに場所を取ると、
首も疲れず同時に二つの綺麗な花火を見ることができます。
原鶴温泉の川開き温泉祭花火大会の見どころ
原鶴温泉花火大会は温泉街で開催されるとあって、
川沿いには風情漂う旅館がいくつも並んでいます。
その旅館をバックに景色の開けた河川敷で見る花火は、
観客の真上に降り注いでくるかのような夏の花火に引けを取らない大迫力です。
色とりどりの打ち上げ花火を
県内で最初に見ることが出来るのも魅力的ですね。
それほど打ち上げ数は多くありませんが、
夏の花火大会のように場所を取るのも一苦労ということはありません。
ちょうど良い規模となっているので、
好きなところに場所を取って快適に花火を楽しむことができますよ。
また、一般的な花火大会は土日に開催されることが多いですが、
この原鶴温泉花火大会は平日開催なので、
露店で美味しいものを食べて花火を見た後は、
温泉に入ってから帰ると疲れを癒すことも出来ます。
昼間に着いておけばランチや日帰り温泉を楽しめますね。
そして、花火の打ち上げ前には、
珍しい鵜飼のデモンストレーションを見ることが出来るんです。
鵜飼を見る機会なんて、
大人でもそうそうありませんよね。
ご家族で鵜飼漁がどうやって行われるのかを見るのも、
楽しい一つの思い出になるでしょう。
原鶴温泉の川開き温泉祭花火大会のおすすめ周辺ホテルは?
原鶴温泉は「美肌の湯」として全国的にも知られており、
トロトロとした肌ざわりのお湯は古い角質を落としてくれたり、
色白にしてくれたりするという効果があります。
いつまでもキレイな肌を保ちたい女性にとっては
特に嬉しい泉質なので、女の子のグループで行く女子旅にも最適です。
温泉施設の数に比べ、
源泉数が大変多いのも魅力です。
広い浴槽や展望台露天風呂、貸切露天風呂など、
周辺の旅館やホテルでは、
源泉かけ流しで贅沢に温泉を楽しむことができますよ。
花火を見た後に温泉に入ってそのまま宿泊するのも良いですが、
平日開催の花火大会のため、
次の日もお仕事だという方は多いでしょう。
そんな時は、温泉入浴とランチがセットになっているプランのある
旅館・ホテルも多数あります。
ちょっとした日帰り旅行のようでワクワクしますよね。
そんなプランも取り揃えている
おすすめの周辺ホテルをご紹介していきます。
口コミで特に人気のある、
花火大会にもアクセスしやすい宿を集めてみました。
原鶴温泉花火大会に行く際にはぜひ参考にされてください。
【ほどあいの宿 六峰舘】
こちらの旅館は全室から筑後川を眺めることができ、
都会の喧騒から離れて自然の中で贅沢な時間を過ごすことができます。
開放感のある庭園露天風呂は絶景で、
この温泉に入りたくてリピーターになる人もいるほどです。
温泉付きの客室も9部屋あるので、
お部屋でゆっくり露天風呂に入ることもできますよ。
2名から4名までなら、
プチ会席と入浴のプランを一人3000円ほどで楽しむことが出来ます。
前日までの要予約ですが、
花火大会直前は満席になる可能性もあるので、
余裕を持って事前予約してくださいね。
問い合わせ先:0946‐62‐1047
公式ホームページ:http://www.roppo.jp/index.php
【ホテルパーレンス 小野屋】
こちらのホテルの魅力は畳風呂や庭園露天風呂など、
温泉施設が充実しているところです。
他の旅館ではあまり見られない畳風呂ですが、
温泉の床に畳が敷いてあることで足元が不安な年配の方や、
よちよち歩きの小さいお子さんでも、
滑りにくく安心して入ることが出来ます。
足元が冷えないのも嬉しいですね。
バリアフリーのお部屋もあるので、
身体が不自由な方でもゆっくりくつろぐことができますよ。
日帰りプランも多数用意されており、
平日のみの「さあ行こうプラン」(6名以上)なら
一人3000円で昼食と温泉、さらに客室で休憩することもできます。
11時~15時までと時間にゆとりがあるプランなので、
昼食前に温泉に入って昼食後はお部屋でゆっくり、
再度温泉を楽しむなど、
花火大会前に原鶴温泉の魅力をじっくり味わうことができますよ。
問い合わせ先:0946‐62‐1120
公式ホームページ:http://www.parens.jp/
まとめ
今回は原鶴温泉の川開き温泉祭花火大会の
駐車場や交通規制、穴場などをご紹介していきました。
間近で大輪の花火が見られる原鶴温泉花火大会はとても魅力的ですが、
鵜飼ショーや屋形船、周辺の旅館での日帰り旅行など、
原鶴温泉には見どころや魅力が満載です。
せっかく行くのであれば、
車で早めに行って周辺を散策したりホテルでくつろいだりした後、
鶴原温泉花火大会を楽しむというプランもおすすめですよ。