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鶴岡の化け物祭りの由来と見どころ!2019年の日程と概要や駐車場情報!

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「化け物祭り」と聞くと、

なんだかぎょっとしてしまいますよね。

 

日本全国津々浦々、様々な祭りが催されているとはいえど、

「化け物」とは一体どんな祭りなのか

怖いもの見たさから気になってしまいます。

 

山形県鶴岡市で毎年5月に開催されている化け物祭りは、

神輿行列や手踊りで賑わう祭りですが、

その主役は何と言っても「化け物」たちです。

 

編み笠と手ぬぐいで顔が見えない化け物は、

沿道の人々に無言でお酒を注いで歩きます。

 

お酒を注いで回るお祭りなんてとても不思議ですが、

意外にも学問の神様である菅原道真公が深く関わっており、

知ると納得の由来があるのです。

 

また、化け物祭りでは観光客でも

「化け物」になって楽しむことが出来ます。

 

見るだけでなく、

誰でも参加できるというのは嬉しいですよね。

 

今回は、鶴岡の化け物祭りの由来と見どころ、

そして2019年の日程と概要などをご紹介していきます。

 

今年こそ鶴岡の化け物祭りを見に行こう、

あるいは参加しようと思っている方は必見ですよ。

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鶴岡の化け物祭りの由来とは?

 

3月下旬には梅の花が境内を美しく彩る鶴岡天満宮。

 

天満宮の総本山である太宰府天満宮や

北野天満宮をはじめとする全国の天満宮には、

なぜか梅の花がありますよね。

 

梅の名所になっているところもあります。

 

これは偶然ではなく、

天満宮が神様として祀っている菅原道真公が、

梅の花を好んで和歌の中で詠っていることが関係しています。

 

現代でも合格祈願に天満宮を訪れる学生は後を絶ちませんが、

実際に生前の菅原道真公は天才と言われる類の人物で、

学者から政界へとその頭脳を活かしてどんどん出世していきました。

 

しかし、今の社会でもそうですが、

その才能を妬む人も多くいたようです。

 

まんまと敵に陥れられた道真公は

京都から九州に左遷されてしまいます。

 

菅原道真公を慕っていた京都の人々は

道真公との突然の別れを惜しみ、

 

当時の権力者に気付かれないように女性用の花柄の長襦袢を着て、

密かに酒を酌み交わしたのだとか。

 

これこそ「化け物」の由来だとされています。

 

化け物祭りは江戸時代から続くお祭りですが、

化け物が道行く人に酒を振る舞うようになったのは

明治時代からなのだそうです。

 

男女に関わらずみんな化け物の衣装がピンクの花柄ばかり、

女性ものばかりなのは、

 

道真公を慕っていた者が女装することで、

バレないようにしていた様子を再現しているためなんですね。

 

「化け物」と言っても妖怪のような

得体の知れないものということではなく、

 

この「化け物祭り」に関しては

「本来の姿を変えて別の姿になっているもの」

という意味で使われています。

 

昔は個人の家や会社にも

化け物が入って行ってお酒を振る舞っていましたが、

 

最近では沿道の人や道行く人に振る舞う程度になったり、

車を運転する人やお子さんにも配慮して、

 

お酒以外にジュースも持って歩いたりと、

化け物も時代に合わせて変容しているというから面白いですね。

 

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鶴岡の化け物祭りの見どころ

 

鶴岡の化け物祭りの見どころは、

何と言っても総勢2,500人もの祭りパレードです。

 

化け物祭りでは

「天神はんくねり」「にぎわい天神パレード」

という二つの行列が成されます。

 

そして、この二つの行列が合流するところこそ

最大の見どころなのです。

 

「天神はんくねり」とは、

主役の天神様である菅原道真公が先頭に立ち、

お供を従えて練り歩くパレードです。

 

その中でも、第二学区コミュニティ防災センター前と

市役所前の二カ所で行われる道真公の歌の詠吟は要チェックですよ。

 

ちなみにこの道真公は毎年一般公募で選ばれています。

 

道真公の後ろには、

別れを惜しみながら見送る化け物の人々も連なり、

親子化け物や手踊り、子供神輿なども見ることができます。

 

練り歩きながらお酒やジュースを振る舞っていってくれるので、

大人から子供まで楽しめますよ。

 

「にぎわい天神パレード」は、

人の身長ほどの高さがある大絵馬が連なるパレードで、

大絵馬にはそれぞれ願い事と個性豊かな絵が描かれています。

 

「祝天神祭」「家内安全」「事業繁栄」

などの願いが多く見られます。

 

その後ろには手踊りの行列、高校生の吹奏楽、

小学校の踊りフェスティバルなどが続き、祭りを盛り上げます。

 

なぜ平日の祭りに子供たちも参加できるかというと、

何とこの日ばかりは学校もお休みになるのです。

 

これもまた化け物祭りが鶴岡で

どれほど重要なのかを物語っていて興味深いですね。

 

この二つの行列が鶴岡公園疎林広場で合流すれば、

圧巻の総勢2500人ものパレードとなります。

 

パレードを楽しむなら、

二つの行列の大合流は外せませんよ。

 

鶴岡天神祭の2019年の日程と概要

鶴岡天神祭は毎年5月25日に行われているので、

2019年もこの日に開催されるのは確実ですが、

 

今年は25日が土曜にあたるので、

例年よりも多い人出が予想されます。

 

パレードは14時開始ですが混雑必須なので、

車で来場される方は早めに到着するようにしましょう。

 

無料駐車場は四カ所あります。

・鶴岡公園中央駐車場(約58台)

・鶴岡公園南駐車場(約40台)

・鶴岡公園東駐車場(約131台)

・鶴岡公園西駐車場(約54台)

 

お祭り中は大規模なパレードがあるため、

会場周辺で交通規制が敷かれます。

 

24日9時~26日22時まで、

終日通行止めになるのでご注意ください。

 

また、「自分も化け物になりたい!」という方には、

無料で衣装を借りることができます。

 

返却時の洗濯も不要なので、

県外の方でも気軽に借りることができますよ。

 

電話で大丈夫なので、鶴岡市役所まで事前申し込みをして、

当日はお願いすれば着付けもしてもらえます。

 

化け物の姿で3年間誰にも知られずに天満宮にお参りができると、

願いが叶うという言い伝えもあります。

 

詳しくは鶴岡市観光物産課内、天神祭実行委員会

(電話0235‐25‐2111)にお問い合わせください。

 

まとめ

 

鶴岡の化け物祭りは一風変わったお祭りですが、

化け物のしおらしい雰囲気が何とも可愛らしく、

ついまた来たくなってしまうような魅力があります。

 

県外からの観光客も歓迎ムードなのが嬉しいですよね。

 

総勢2500人のパレードも圧巻なので、

ぜひ一度足を運んでみてください。

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