漁業が盛んな塩竃市はマグロの水揚げ量でも有名で、
そのこだわりのブランドマグロは全国でもファンがいるほどです。
市場で新鮮な海産物を自由に選んで買って、
オリジナルの海鮮丼が作れる塩釜名物「マイ海鮮丼」も、
とれたての魚をすぐに味わえる漁港だからこそですね。
そんな塩竃市で毎年開催される「塩竈みなと祭り」は、
港町ならではの海の近くでやる豪快で勇壮なお祭りです。
厳島神社の「管絃祭」、貴舩神社の「貴舩まつり」と並んで、
日本三大船祭とされています。
今回は、2019年に開催される塩竃みなと祭りの日程やスケジュール、
駐車場についての情報や見どころ、
前夜祭として行われる花火大会の穴場スポットについてもご紹介していきます。
2011年の東日本大震災では津波で甚大な被害を被った塩竃市ですが、
その年も震災に負けず、復興の願いを込めてみなと祭りは開催されました。
2017年には震災前の規模のままの花火大会も行われました。
今年の夏は復活した塩竃市の元気な姿を見たい、
活気あふれる塩竈みなと祭りに行ってみたいという方は必見ですよ。
塩竈みなと祭り2019の日程とスケジュール
塩竈みなと祭りは、
毎年海の日に開催されることが決まっているので、
2019年も7月の第3月曜に開催が予定されています。
つまり、2019年は前夜祭の花火大会が7月14日(日)で、
本祭が7月15日(月祝)ということですね。
前夜祭のスケジュール
15:00~20:45 縁日広場・露店(港町公園・千賀の浦緑地)
20:00~20:50 花火大会(塩釜港周辺)
花火大会が始まる前から、たくさんの屋台が出たり、
子供たちの大好きな縁日が集まって営業していたり、
家族みんなでお祭り気分を存分に味わうことができます。
この他にもステージでダンスのパフォーマンスがあったり、
歌を歌っていたりと大盛り上がりなので、
地元グルメを堪能しながら
ステージを楽しんで花火まで待っているのも良いですね。
本祭のスケジュール
10:30~ 神輿海上渡御開始(市内及びマリンゲート塩釜付近)
12:00~16:40 海上渡御
12:00~18:00 陸上パレード(西町、本町、表坂下)
14:00~14:15 供奉(ぐぶ)船体験乗船会(マリンゲート塩釜)
お祭りのメインは何と言っても「神輿会場渡御」です。
100隻を超える供奉船を従え、
神輿を奉安した御座船が松島湾内を巡幸する勇ましい姿は感動ものです。
体験乗船会は先着300名限定で、
無料乗船することが出来るチャンスです。
受付は当日13:30から、市営汽船貨物受付所付近にて行われるので、
乗りたいという方は早めに移動して並んでおくのがおすすめです。
陸上パレードではお祭りを盛り上げるダンスコンテストや、
元気な子どもたちの踊りなどを見ることが出来ます。
会場渡御を見たあとは、
こちらの陸上パレードにも足を運ぶと町全体の盛り上がりを感じることができます。
塩竈みなと祭り2019の駐車場と交通規制情報
塩竈みなと祭りでは前夜祭の花火大会で交通規制が敷かれます。
マリンゲート塩釜から北浜4丁目あたりまで、
海岸沿い一帯の道路は19:00~21:30ごろまで通行止めで、
港橋布巾と魚市場周辺も同じく通行止めになります。
通行止めになっていない周辺のパーキングに停めようと思っても、
周辺道路は混雑して、
車が通るのすら難しいと思っておいた方が良いでしょう。
1カ所だけ会場付近に臨時駐車場が設けられますが、
100台しか収容できない上に、
混雑で前にも後ろにも進まないという状況になります。
したがって、公共交通機関を利用して行く方法が
一番動きやすくおすすめです。
しかし、荷物が多かったりお子さんがいたりすると、
どうしても車の方が都合良いという場合もありますよね。
そんな時は、パーク&ライドを利用しましょう。
少し離れた駅近の駐車場に車を停めて電車で移動すると便利ですよ。
塩竈みなと祭り前夜祭花火大会の穴場は?
塩竈みなと祭りの前夜祭として開催される花火大会は、
宮崎県内でも1位の人気を誇る有名な花火大会です。
20:00~20:50の約1時間の間に、
8000発の豪快な花火が塩釜港の海面を鮮やかに彩り、
祭り気分に湧く町を更に盛り上げます。
少雨決行ですが、荒天時は後日に順延になるので、
お天気のチェックは欠かせません。
まだ梅雨明けしているか微妙な時期での花火大会になるため、
残念ですが霧がかかって綺麗に見えない年もあります。
本祭がメインの地元民はあまり気にしていないので、
前夜祭の花火に関しては、
「綺麗に見えたらラッキー!祭り気分を楽しめれば」
という気持ちで見に行くと良いかもしれません。
そうは言っても、せっかく行くなら
よく見える場所を確保して綺麗に見たいですよね。
そんな方におすすめの穴場は
「みなとオアシス・マリンゲート塩釜」です。
ここは塩釜港旅客ターミナルのことで、
普段からイベント会場としても使用されており、
館内には焼きたての笹かまぼこや、
美味しい地元料理などが味わえる飲食店などもあります。
また、イオンタウン塩釜の屋上は屋台村も出現し、
高い位置から花火をキレイに見ることが出来ます。
こちらは近くで迫力満点の花火を見たいという方よりも、
グルメをいただきながら遠目でゆっくり楽しみたいという方におすすめです。
多聞山展望台広場公園も会場からは遠いですが、
高台からだと遮るものがないため花火をキレイに見ることができます。
塩竈みなと祭りの花火大会は、
小さな駅に花火目当ての人が殺到するので、
行き帰りの混雑がすごいと言われています。
その混雑に巻き込まれたくないという人は、
少し遠くの場所から観覧すると、
混雑や駐車場の心配もなく楽しむことができますよ。
塩竈みなと祭り前夜祭花火大会の有料観覧席
塩竈みなと祭り前夜祭花火大会では、
有料観覧席も設けられます。
塩竈魚市場2階に有料観覧席が設けられ、
1小間5名椅子付き10,000円で、先着150席限定です。
こちらはマリンゲート塩釜とは海を挟んで対面にありますが、
マリンゲート塩釜よりも打ち上げ場所に近く、
目の前で花火を見ることが出来る絶景ポイントです。
有料観覧席なら、当日会場に着くのがギリギリになってしまっても、
席は確実にあるという安心感がありますよね。
うろうろしてしまうお子さんや、
地べたに座ってみるのが辛い年配の方なんかは、
それぞれに椅子があるのも嬉しいです。
有料観覧席の申し込みは、
申込フォームに必要事項を書いてメールかファックスで送ります。
有料観覧席を早めに予約したいという方は、
花火大会の主催者であるひかりピア実行委員会に問い合わせてみてください。
【ひかりピア実行委員会】
電話:070-5323-4788
FAX:022-366-2149
塩竈みなと祭り前夜祭花火大会の屋台情報
塩竈みなと祭りでお子さんも楽しめるものといえば、
たくさん並んだ屋台や縁日です。
焼きそばやたこ焼き、かき氷など定番の屋台グルメに舌鼓を売ったり、
ヨーヨー釣りや金魚すくいなどの縁日を楽しんだりと
思い思いに過ごすことが出来ます。
大人になっても思い出すのは、家族で見る花火もそうですが、
意外と一緒にすくった金魚のことだったり、
食べ歩きながら落としてしまったかき氷のことだったりするんですよね。
きっと塩竈みなと祭りの縁日で過ごす時間も、
特別な夏の思い出になるでしょう。
時間も15:00~20:45と昼間から花火が終わる頃まで開いているので、
早めに着いておけば花火大会の混雑も避けられて、
屋台巡りも出来るので一石二鳥ですよ。
塩竈みなと祭り本祭の見どころは?
塩竈みなと祭りの本祭の見どころは、
なんと言っても「神輿海上渡御」です。
個人的に、神輿といえばお祭りの時に
陸上で担がれて練り歩くものというイメージですが、
このお祭りでは船に乗って海の上を悠々と漂うわけです。
近くに海がある、漁業の盛んな地域なら馴染み深いのかもしれませんが、
内陸の方では見られないお祭りの様式で、とても興味深いです。
二つの神輿を奉安する鳳凰丸と龍凰丸の二隻の御座船も、
言い伝えや伝説にでも出てきそうな煌びやかな出で立ちで、
観ているだけで縁起の良い、有難いような華やかさがあります。
また、驚くのは202段もある神社の表坂を、
1トンもの神輿を担いで氏子たちが上り下りする光景です。
海を目指して神社から一段一段急な階段を下りる様は、
初めて見る人なら度肝を抜かれるかもしれません。
海上渡御を終えて神社へ奉納するために階段を駆け上がる様子も圧巻で、
祭りの勢いをそのまま物語っているようです。
神輿海上渡御や、神社への奉納など、
塩竈みなと祭りの本祭は見どころ満載ですよ。
塩竈みなと祭り周辺のおすすめホテルは?
塩竈みなと祭りが行われる塩釜港周辺には、
残念ながらホテルがほとんどありません。
ですが、塩竈みなと祭りへアクセスするのに一番近い、
本塩釜駅から電車で3駅の松島海岸駅には、
家族でゆっくり泊まるのにちょうど良いホテルや旅館がたくさんあります。
今回は、みなと祭りからすぐにアクセスできる手頃なホテルと、
少し離れたところにある絶景のホテルをそれぞれご紹介していきます。
【スマイルホテル塩釜】
スマイルホテル塩釜は、本塩釜駅から徒歩10分と好立地なうえ、
リーズナブルな価格が人気のホテルです。
スタッフの対応も良く、清潔感も抜群なので、
滞在中も気持ちよく利用することができますよ。
長距離の運転で疲れても、お祭り会場まですぐ近くなので、
翌朝も急いで準備しなくて大丈夫です。
お祭りから帰ってから泊まる場合も、
徒歩で行くことができる距離なので、渋滞に巻き込まれることなく、
すぐに部屋で休むことが出来ますよ。
朝食は和洋のバイキング形式で常時20種類以上が揃えてあり、
ネットなどの口コミでも分かりますが、
そのコスパの良さからリピーターも多いです。
お祭りの縁日や露店で色々買ったり遊んだりしたいから、
「それ以外のところでは出来るだけ出費を抑えたい」
という方におすすめのホテルですよ。
住所:宮城県塩竃市新富町18-31
TEL:022-363-7711
公式HP:https://smile-hotels.com/hotels/show/shiogama
【ホテル松島 大観荘】
ホテル松島大観荘は、
日本三景「松島」の絶景を眺めることが出来るリゾートホテルです。
松島はミシュランガイドでも三ツ星を獲得し、
その景色の美しさは世界的にも認められています。
せっかく塩竈に行くのであれば、
少し足を延ばして松島の美しい海と島々を見ていってはいかがですか?
ホテルへは、お祭り会場の最寄り駅「本塩釜駅」からは3駅離れた
「松島海岸駅」下車後、専用シャトルバスに乗って約5分で到着です。
各部屋や露天風呂からは
松島の海を一望することができ、まさに絶景です。
大浴場は日の出の時間に合わせてオープンしているので、
朝から贅沢な時間を楽しむことができますよ。
夕食や朝食は地元宮城の食材をふんだんに使っており、
新鮮な海の幸を楽しむことができます。
塩竃みなと祭りも楽しみたいけど、
ホテルでも素敵な時間を過ごしたいという方は、
ホテル松島大観荘がおすすめです。
住所:宮城県宮城郡松島町松島字犬田10-76
TEL:022-354-5214
公式HP:https://www.taikanso.co.jp/
まとめ
塩竈みなと祭りは、日曜に前夜祭、月曜の海の日に本祭と、
非常に行きやすい日程に開催されます。
屋台もたくさんあり、花火も海側に上がるのでとても綺麗です。
カップルでも家族連れでも楽しめますよ。
前夜祭も花火以外に
昼間から楽しめるイベントや縁日などもあり、
本祭は神輿海上渡御や乗船体験など
2日間とも思いっきり楽しめるお祭りです。
塩竈市はいつもはお年寄りが多く、
あまり目立たないのかなと思われがちですが、
このみなと祭りの日は遠くから来る人もいます。
東日本大震災で津波が来て一時は大変でしたが、
復興も進み、まだ元の塩竈市とはいかないけど、
毎年このお祭りを見るたびに、
復興して行ってるなって気にさせてくれるお祭りです。
塩竈の魅力をたくさん見れるお祭りですし、
宮城県にといえば仙台市ですが、
塩竈市も美味しいお寿司屋さんもたくさんありますし
是非いらして欲しいです。
ぜひご家族で、
迫力満点の塩竈みなと祭りに足を運んでみてくださいね。