くきのうみ花火大会は、福岡県北九州市の洞海湾を挟んで、
戸畑と若松の両側から楽しむことのできる人気の花火大会です。
約4,000発と、県内での花火大会の中では
規模が大きい方ではありませんが、
その分一つ一つの花火にこだわりが詰まっており、
人々の心にずっと残るような花火大会だと言えます。
もともと、くきのうみ花火大会は1986年に、
地域の活性化と九州港洞海地区に寄与することを目的として始められました。
毎年洞海湾の台船から打ち上げられる10号の大玉花火や、
若戸大橋にかかる華麗な260mものナイアガラ、
ジャズの生演奏に合わせた音楽花火など、
趣向を凝らした花火が人気で、
例年35万人を超す人手となっています。
今年で34回を数える「くきのうみ花火の祭典」は、
当初の目的をしっかり果たしていると言えるでしょう。
今回は、そんなくきのうみ花火大会2019の日程と時間、
穴場スポットなどをご紹介して行きます。
気になる駐車場や交通規制についても解説していくので、
今年は行ってみようかなと検討中の方はぜひ参考にされて下さい。
くきのうみ花火大会の日程と時間
過去3年間のくきのうみ花火大会の日程を見てみると、
2016年7月30日(土)
2017年7月 29日(土)
2018年7月21日(土)と、
いずれも7月下旬の土曜日に開催されています。
したがって、2019年は7月20日(土)か、
7月27日(土)のいずれかに行われると推測できます。
開催時期が近づくと公式ホームページで確認して下さいね!
小雨決行ですが、
荒天の場合は中止となりますので注意してください。
時間は毎年20:00〜20:40の40分間で変わりないので、
今年も同時間帯で行われるでしょう。
また、その年によって少々変更はあるかもしれませんが、
当日はだいたい下記のようなタイムスケジュールで進められます。
20:00 打ち上げ花火開始
20:25 音楽花火
20:37 ナイアガラ
20:40 フィナーレ
ナイアガラだけは絶対に見たい!音楽花火が気になる!なんて方は、
この流れを把握しておくと見逃さずに済みますよ。
くきのうみ花火大会のおすすめの穴場スポット
くきのうみ花火大会は洞海湾のど真ん中の台船で打ち上げられるので、
戸畑側から見ても若松側から見てもとても見やすくなっています。
しかも、距離も近いので真上に上がる花火を見上げる形になり、
かなりの大迫力であることは間違いありません。
しかし、混雑を避けて穴場で見たいという方もいますよね。
とりわけ、くきのうみ花火大会は臨時駐車場が無いので、
車で行きたいという方にとっては駐車場のある
穴場スポットを狙いたいところかと思います。
では早速くきのうみ花火大会の
おすすめ穴場スポットを見ていきましょう。
【高塔山公園】(若松側)
住所:〒808-0053 福岡県北九州市若松区修多羅
高塔山公園は洞海湾の北側に位置する自然公園で、
標高124mの山頂にある展望台からは
若戸大橋や洞海湾の夜景を一望することができます。
展望台も綺麗に整備されており、
トイレや自動販売機なども整っていることから、
高塔山は夜景スポットとしても大変人気があります。
146台停められる広々とした駐車場は無料なので、
昼間にピクニックがてら来て、
夕方まで芝生広場でボール遊びや草スキーをして楽しむのも良いですね。
【イオン戸畑店】(戸畑側)
住所:〒804-0067 福岡県北九州市戸畑区汐井町2−2
イオン戸畑店はJR戸畑駅の隣にあるショッピングセンターですが、
実はここの屋上が穴場スポットなんです。
2000台ある駐車場も無料で利用することができ、
花火大会が始まるまではイオンの中で涼しく過ごすことができますよ。
時間があるようなら、
映画を見て待つのもいいですね。
小さいお子さん連れだと、
打ち上げ会場で急にトイレに行きたくなって大慌て…
ということもありますが、
イオンならその心配もありません。
授乳室もあるので安心ですね!
【都島展望台】(戸畑側)
住所:〒804-0053 福岡県 北九州市戸畑区牧山4丁目27
都島展望台は打ち上げ会場から少し離れますが、
若戸大橋や皿倉山など北九州の絶景を楽しむことができる
人気の夜景スポットでもあります。
もちろん、くきのうみ花火大会の花火も一望できるので、
夜景と花火を同時に見ることができますよ。
無料の駐車場も約40台あるので、
少し離れたところから
ゆっくり花火を楽しみたいという方にはここがおすすめです。
綺麗な多目的トイレもあるので、
女性には嬉しいですよね。
くきのうみ花火大会の場所取りや有料席情報
昨年の情報にはなりますが、
くきのうみ花火大会では有料席もあるようです。
協賛席として有料席が設けられており、
協賛金1口1万円2名での利用に限られます。
そのため、2人だけで行く、4人家族など、
偶数でなければ席が余ってもったいないことになってしまいますね。
一人当たり5000円の有料席というと、
他の花火大会と比較しても少し割高感が否めません。
そこにお金を掛けるのであれば、屋台で美味しいものを買ったり、
露店でゲームを楽しんだりということに使った方が良いような気もしますね。
2人だけで特別な花火大会にしたいというカップルの方や、
長時間の観覧が辛いというご年配の方には非常に便利かと思いますので、
有料席については、
それぞれのニーズに合わせて検討されると良いかと思います。
くきのうみ花火大会の場所とアクセスは?
くきのうみ花火の祭典の場所は、
福岡県北九州市若松区・戸畑区にある「洞海湾若戸大橋周辺」になります。
既設トイレ6カ所に加えて臨時のトイレも6カ所設置されます。
アクセス方法で一番便利なのは、
何と言ってもJR利用です。
戸畑側から見る場合はJR戸畑駅から徒歩5分、
若松側から見る場合はJR若松駅から徒歩3分なので、
どちらの駅からもすぐにアクセスすることができます。
しかも、主催者側が公共交通機関での来場を推奨していることもあって、
臨時のJRもたくさん用意されているのも嬉しいですね。
また、「若松駅がアクセスしやすいけど、花火は戸畑側から見たい」
という場合やその反対の場合も、若戸渡船を利用して渡ることが出来ます。
ただし、船舶規制がかかり18:30~22:00は船の運航が禁止されるので、
その前に渡る必要がありますね。
若松側では当日の午前中から
「若松みなと祭り」も開催されています。
お祭りに遊びに行ってから戸畑側に帰って花火を見ることも可能ですが、
くれぐれも船舶規制の時間だけご注意ください。
開催地
洞海湾・若戸大橋周辺
お問合せ先
くきのうみ花火の祭典実行委員会事務局(若松区役所総務企画課内)
電話
093-771-3559
交通アクセス
若松側:JR若松駅から徒歩3分
戸畑側:JR戸畑駅から徒歩5分
くきのうみ花火大会のバスでのアクセス方法
くきのうみ花火大会は臨時バスも多く運行されるので、
バスでアクセスすることもできます。
高須、青葉台、二島郵便局前から花火大会会場へ行く市営の直通バスは、
18時台であれば、5~10分間隔ぐらいで運行されます。
19時台もありますが、18時台よりは少なくなるので、
早めのバスに乗れるように準備しておいた方が安心です。
帰りは若松側にある会場近くの
臨時バス停から帰ることが出来ます。
上原、迫田、中畑から花火大会会場へ行くバスも、
臨時バスが追加されていつもの倍ぐらいに便数が増えるので、
バスでも行きやすくなっています。
帰りは中川町バス停から臨時バスが出るので、
歩き疲れてへとへとになることもありませんよ。
花火大会終了後には、西鉄バスも戸畑渡場に臨時バス停を設けて、
臨時バス停と戸畑駅の二カ所から帰りのバスを運行します。
電車で行き帰りするのも良いですが、
当日の混雑具合を見ながら、あるいは事前に停留所の位置を確認しながら
バスでのアクセスも検討してみてはいかがでしょうか。
くきのうみ花火大会の駐車場情報
おすすめの穴場スポットのところでも触れましたが、
くきのうみ花火大会は臨時の駐車場がありません。
会場付近に無料の駐車場が用意される花火大会もありますが、
くきのうみ花火の祭典については公式HP場でも
「駐車場はありませんので、
公共交通機関をご利用くださいますようお願いいたします」
と記載されています。
約35万人の人出であることを考えても、
混雑することは間違いありません。
しかも、駅から徒歩で5分圏内と交通の便も良いため、
電車で行った方が行きやすいのは確実でしょう。
しかし、やっぱり車で行った方が楽という場合もありますよね。
私も子供が出来てからは、
電車移動なんて年に一度実家に帰る時ぐらいで、
9割ぐらいは車で移動しています。
子供がいると、いざという時の荷物なんかもたくさんありますからね。
そんな時には、先に挙げた、
イオン戸畑や展望台などの無料駐車場に停めて、
そこから花火を鑑賞するという方法もあります。
しかし、やっぱり迫力満点の花火を間近で見たいという方は
会場周辺の駐車場に帰りの渋滞覚悟で停めるか、
何駅か離れた駅に車を停めて、
パーク&ライドして会場に向かうのがおすすめです!
くきのうみ花火大会の交通規制は?
くきのうみ花火大会では、18:00から22:00まで、
戸畑・若松の両方で会場周辺の一部道路が車両通行止めとなります。
駐車場が無いため車で会場近くまで行くという方は少ないかもしれませんが、
規制がされていない道路でも混雑して、
通れる状態ではなくなることが予想されるのでご注意ください。
また、若戸大橋もナイアガラの仕掛け花火が行われることから、
20:25~20:45の間は全面通行止めとなります。
若戸トンネルは同時間帯でも通ることができるので、
そちらを利用してください。
くきのうみ花火大会の屋台の場所と時間
花火大会には露店や屋台が付き物ですが、
くきのうみ花火大会でもたくさんの屋台が並びます。
種類も豊富なので、
花火の開始時間まで屋台巡りをするのも楽しいですね。
若松側と戸畑側、どちらも屋台が出店しますが、
お祭りが開催されているためか若松側の方がより多くの屋台が出ます。
お祭り気分で屋台を思いっきり楽しみたいという方は、
若松側がおすすめです。
特に、JR若松駅と、打ち上げ会場までの間に位置する
サンリブ若松の辺りに集中して出店されていますよ。
開店時間は16時前後に始まるお店が多く、
花火が終わるのと同時に閉店してしまうようなので、
打ち上げ開始前に余裕を持って食べ物や飲み物を買っておくと良いでしょう。
まとめ
くきのうみ花火大会は海上に打ち上がる花火が幻想的で、
ナイアガラなどの大掛かりな仕掛け花火も、
橋全体が燃え上がっているようで非常に見応えがあります。
打ち上げ会場以外の穴場スポットも多数あるので、
車で行きたいという方は、
どこの穴場で観るのか事前に決めておくとスムーズですよ。
ぜひご家族で素敵な夏の思い出を作ってください!