孫は目に入れても痛くないほど可愛いとはよく言いますよね。
可愛がってもらえるのはとれもありがたいことですが、度が過ぎた祖父母の甘やかしに困り果てているママたちの話もよく耳に入ってきます。
おやつの時間じゃないのにお菓子を食べさせたり、孫の言いなりになってなんでも買ってあげたり。
子どもの将来を考えて、根気強く言い聞かせをしている日々の苦労を無にされたようで、イライラさせられたことのあるママも多いかと思います。
今回は、そのような場合は、どのように対応すれば良いかをお伝えします。
祖父母が孫を甘やかすのは当たり前!?
祖父母も昔は小さい子どもの親だったのに、なぜこうも親世代と可愛がり方にギャップがあるのでしょうか。
祖父母は、親のように子どもの将来のことまで考えず、その時の可愛さだけで行動してしまいます。それは、子どもの教育や躾に責任がないからです。
親は、好き嫌いのある大人になったら将来困るからと思って、嫌いなものでも食べさせるように努力しますが、祖父母はそんな必要がないため、「嫌がってるのに食べさせるのはかわいそう」と感じます。
それぐらいなら良いですが、度が過ぎる甘やかし方だと子どもの価値観や健康に害を与えかねないので、ほどほどのところで止めに入ったほうが良いでしょう。
親とは考え方の違う祖父母に分かってもらう手段として、まず一番単純な方法がストレートに注意するということです。
毎回反論を食らう可能性がありますが、こちらも食い下がらずに理由を説明して何度も言い続けることで、分かってもらえるようになるでしょう。
しかし、それでは角が立つ心配があるという方は、夫から伝えてもらうという方法もあります。これは義両親の場合です。
嫁よりも息子から言われた方が納得してストンと落ちることがあるようですし、嫁の立場からは言いにくいという場合も、夫に言っておけば楽にこちらの気持ちを伝えることが出来ます。
また、親の言うことは聞いてくれないという祖父母でも、医者や幼稚園の先生など専門家から言われたことは素直に聞いてくれることがあります。
「先生からこう言われているので…」と言えば、ママも伝えやすく、祖父母も聞き入れやすいでしょう。
祖父母から孫へのプレゼントを上手に断るには?
孫の喜ぶ顔見たさに、どんどんプレゼントを買ってくる祖父母も少なくありません。
使えるものならありがたいですが、趣味の違う洋服や、使わないおもちゃなんかだと、捨てるわけにもいかないし…かと言って置いておくのも場所を取るし、大変困りますよね。
しかも向こうも良かれと思って送っているので、その気持ちを邪険にするのも申し訳ないように思えます。
しかし、以下のポイントを守って伝えれば、プレゼントを断っても祖父母との関係を悪化させることなく上手くプレゼント攻撃を回避できるはずですよ。
・いつも孫を可愛がってくれることへの感謝の言葉
祖父母も孫のことが大好きです。その孫のためならと思って協力してくれるかもしれません。
しかし、お願いするだけではなく、きちんと日ごとのお礼の気持ちを伝えることで、祖父母も納得してくれることでしょう。
祖父母が孫にお金をあげるのをやめさせるには!?
お金の大切さや、金銭感覚を身に着けてもらうため、小学生ぐらいからお小遣いを与える家庭は多いです。
しかし、祖父母が遊びに来るたびにお小遣いをあげたり、ガチャガチャなどを簡単に買い与えたりしてしまうと、お金の大切さや物を大切にする心を育むのが難しくなってしまいますよね。
しかし、祖父母も可愛い孫が喜ぶ顔が見たいでしょうし、どうにか歩み寄ってお互いにストレスのない方法を見つけたいものです。
例えば、毎月のお小遣いは両親、クリスマスや誕生日などの特別な日のお小遣いは祖父母からと担当を決めるというのも一つの方法です。
孫も祖父母に感謝するはずですし、お金の大切さや金銭感覚を身に着けるという意味でもクリアしています。
あるいは、毎月のお小遣いを祖父母から渡してもらうという手もあります。
親も助かりますし、月初めにいくら渡すなどあらかじめ親と祖父母で話し合っておけば、お金を与えすぎるという心配もありません。
お金を直接渡すという方法以外にも、みんなで行く外食代や旅行費用、子どもの習い事の月謝などを出してもらうという方法もあります。
これらももちろん孫の笑顔のためという祖父母の欲求を満たすことができますし、親としてもとてもありがたいですよね。
いずれにせよ、祖父母が親の知らないところでちょくちょく孫にお小遣いを渡していたなんていうことが無いよう、子どもたちにはどう育ってほしいのか、そのためにお金のやりとりをどうするのかなど、親の思いを祖父母に伝えることが肝心です。
そのうえで、どれが一番適切か決めれば、互いに納得した方法を見つけることができるでしょう。
まとめ
私も三人いる子供のうち、第一子の子育て中は祖父母の可愛がり方とのズレを感じることが多くありました。
しかし、二人目、三人目と増えていくごとに、私もいい意味で適当になっていき、可愛がってもらえることのありがたさが勝っていったように思います。
孫の甘やかしについても、完全に祖父母のやり方を否定するのではなく、親としての考えを伝えながら互いに歩み寄ることが大切なのかもしれませんね。
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