山形県と言えば、さくらんぼ・お米をイメージされる方が多いかもしれませんが、
漁業も盛んなんです。
そこで、私がおすすめする冬の東北まつりは、
庄内地方にある寒鱈(かんだら)まつりです。
庄内地方は山形県の海沿いに面しており、
酒田市・鶴岡市などがあります。
冬は北風が強く、
地吹雪が多い地域なので凍えるような寒さになります。
寒鱈まつりの寒鱈とは真鱈の事で、
この地域の人たちは(かんだら又はどんがら)と呼んでいます。
どうして寒鱈なのかというと、
1月から2月の大寒の時期に波にもまれた鱈が日本海にたくさんやってきます。
そのため、大きいものでは全長1m、
重さが10㎏以上もの脂の乗った鱈が獲れます。
オスには白子、メスには鱈子がたっぷり入っていてものすごい迫力です。
私の地元の酒田日本海寒鱈まつりをご紹介します。
酒田日本海寒鱈まつりの開催日程と時間
2020年は、1月25日(土)・26日(日)に開催されます。
時間は、午前10時30分~午後3時30分までで、
寒鱈汁は午後2時まで、売れ切れ次第終了となります。
酒田日本海寒鱈まつりの見どころ
寒鱈まつりは特に何をするというわけではないですが、
寒い真冬に心温まる寒鱈汁を食べまくるお祭りです。
寒鱈とは真冬に採れる脂の乗った真鱈ので、
大鍋に内蔵と身すべて煮た味噌汁でこの地域の冬の名物料理でもあります。
日本海の海沿いに面した市で、とにかく北風が冷たく、
雪も多い地域で体の芯から冷えるので、
温かいものを食べてほっこりしようという何ともやさしいイベントです。
カップルはもちろん家族連れも多く、
雪の降る中外で食べる寒鱈汁は絶品です。
寒鱈汁は鱈の内臓や身・アラなど捨てるところはないほど、
すべての部位を無駄なくふんだんに使って大鍋で煮だて、
味噌と酒粕でシンプルに味付けし最後に長ねぎ、岩のりをのせていただきます。
出汁がきいていて磯の香りとプリっとした身がとても美味しいですよ!
みんな取り合いになるくらい人気で他では味わえないおいしさなので、
ぜひ寒鱈汁を一度召し上がっていただきたいです。
また、私のおすすめは鱈の白子です!
見た目は脳みそみたいですが、
とても濃厚でやみつきになります。
また、庄内地方は米どころなので日本酒も豊富なんです。
蔵元も多く出店していて新酒が1杯100円~試飲ができ、
寒鱈汁と日本酒、お酒が好きな方には最高の組み合わせです。
来場者数は毎年2万人ほどで、
カップルや家族連れ、観光客で賑わいます。
その年によって出店する数も違いますが、
お店によって豆腐や根菜類が入っていたり具も違うので、
ぜひ味比べしてみてはいかがでしょうか。
その他にも、太鼓の演奏や消防出初式もあり見ても楽しめます。
屋外のイベントになりますので、
防寒対策はばっちりして参加しましょう。
酒田日本海寒鱈まつりの料金
当日、1杯600円で店頭販売してます。
前売り券は、700円です。
前売り券の特典は寒鱈汁1杯+お買物券100円相当+抽選券で、
当日券はありません。
酒田日本海寒鱈まつりの開催場所とアクセス
場所は、酒田市中町モール・中央公園・中通り商店街・さかた海鮮市場です。
店頭脇に簡易テーブルと椅子があるので、
手ぶらで行っても安心です。
酒田駅から徒歩15分
日本海東北自動車道 酒田IC~車で15分
酒田日本海寒鱈まつりの駐車場
近隣商店街と共用の駐車場のほかにも、
混雑するため臨時駐車場があります。
酒田市役所正面駐車場(120台)
希望ホール立体駐車場(160台)
酒田日本海寒鱈まつりのトイレは?
中央公園に公共トイレがあります。
商店街や近くに百貨店もありますのでそちらのトイレもご利用できます。
酒田日本海寒鱈まつりの周辺情報
中町モールには酒田唯一の百貨店マリーンズ5清水屋があり、
周辺には飲食店も多くあります。
中町商店街に手作りジェラートのお店があるのですが、
酒田に来たらついつい寄り道して食べてしまうほど、
種類も豊富で濃厚な味になってます。
さかた海鮮市場は1階が市場、2階が食事処になってます。
市場には生の寒鱈や岩のりも売っていますので、
自宅で同じ味を再現してみたいという方は、
ぜひ挑戦してみるのもいいかもしれません。
まとめ
寒鱈まつりは、とにかく寒鱈汁を食べまくろうというイベントです。
午後2時には終了してしまうので、
1時30分頃行くと肝心の寒鱈が入ってなく汁だけなんてこともあるので、
早めに行くことをおススメします。
庄内地方では他にも鶴岡市(日本海寒鱈まつり)・遊佐町(鱈ふくまつり)
・鶴岡市道の駅「あつみ」(しゃりん寒鱈まつり)などでも寒鱈汁を食べる事ができます。
4つの寒鱈まつりを制する強者もいるようなので、
この冬はあつあつの寒鱈汁を食べて、
心も体もほっこり温まってみてはいかがでしょうか。