宇賀部神社は地元では「おこべさん」と呼ばれていて、
頭の神様をおまつりしている神社です。
なので、受験生のいる家庭は特にお詣りされています。
歴史を感じさせる静かな佇まいで、
御神木の栂の木も癒しのスポットです。
ちなみに戦後30年間フィリピンのルバング島で、
終戦を知らずに戦っていた小野田寛郎さんの本家が代々宮司をお勤めされていて、
小野田さんの座右の銘「不撓不屈」の記念碑は、
本当にこの方が書いたことでたいへん意味深いものです。
宇賀部神社の初詣のおすすめのお守り
合格御守、学業成就御守、交通安全御守、
健康・諸願成就御守、開運・厄除御守などいろいろありますが、
何と言っても受験生にお勧めなのが、
シャープペンシルや鉛筆の付いたものです。
これを使って勉強すればしっかり身に付きそうな気になります。
絵馬にも種類がありますが、2枚重ねになった「合わせ絵馬」は、
個人情報が隠れてしまうので今の時代にいいと思います。
知っている名前だとつい見てしまうかもしれませんし、
見られても気恥ずかしいですからうれしいです。
お礼参りの「感謝の絵馬」もあります。
祈願成就の暁には感謝の気持ちを込めてお参りしましょう。
ちなみに普通の絵馬は五百円、合わせ絵馬は六百円でしたよ。
宇賀部神社のアクセスと駐車場
阪和自動車道「海南IC」から車で15分ぐらいです。
紀南方面からでしたら「海南IC」でないと降りられませんが、
大阪方面からでしたら「海南東IC」で降りられます。
「海南東IC」を降りて右折してから、三つ目の信号を右折して熊野古道を登って、
下ってきたら「亀川郵便局北」の交差点を「阪井」方面に右折します。
また三つ目の信号を左折、
この信号の直ぐ手前には「おこべさん」の道案内が建っています。
後は道案内どおりですが狭い道ですので、
正月三が日のお詣りは特に混雑するために、
一方通行をお願いしている所があります。
案内も立ててありますし、
警備員さんもいますので案内してくれます。
ナビゲーションだと他にも行く方法がありますが、
県道を案内され大変狭い道に行ってしまいましたのでご注意ください。
※県道でも凄く狭い道です。
宇賀部神社
【駐車場】
10台程の駐車場があります。
【トイレ】
駐車場の上の奥にトイレの建物があります。
男性用、女性用、障害者用それぞれ一つずつです。
宇賀部神社の初詣の混雑状況
お正月は狭い道なので、
一部の道が一方通行になります。
駐車場待ちの車で混雑するので案内どおりに進んでください。
対向車が来ると大変なことになります。
宇賀部神社の初詣の屋台は?
出店がありますが、3時頃までです。
屋台がならぶ様な光景ではありませんので、
屋台が目当ての方はお勧めできません。
宇賀部神社の周辺情報
このあたりの三社参りと言われている神社があります。
「名草戸畔」の頭を葬ったのが、
通称「おこべさん」の由来だと云われていますが、
腹部を葬ったのは、杉尾神社で通称「おはらさん」。
脚部を葬ったのは、千種神社で通称「あしがみさん」と言われています。
いずれも交通の便が良くありませんが、
趣のある神社です。
宇賀部神社の伝説
この宇賀部神社には、古代紀国の女王「名草戸畔(ナグサトベ)」が、
神武天皇の軍に破れてその頭部を葬られたとの伝説があります。
来る途中建っていた「名草戸畔(なぐさとべ)伝承の地」ののぼりは、
そうゆうことでしょうか。
卑弥呼のような女王が、この地域にいらして国を治めて暮らしていたのかと思うと
何だかタイムスリップした感じがしますね。
まとめ
宇賀部神社は田舎の古い神社ですが、
小野田さんに関することも掲げているので、
ちょっとした博物館的な感じにもなっています。
あまり小さなお子様連れでしたら出店も少ないので、
退屈するかもしれません。
周りにもコンビニエンスストアなどはありませんので注意して下さい。
頭の神様をおまつりしているので、
受験生には人気のスポットですよ。