宮崎県えびの市は、九州の中央且つ山間という場所もあってか、
普段は静かで落ち着いた田舎といった風景が日常なのですが、
京町二日市の2日間だけは違います。
この2日間だけは、京町温泉駅から2㎞以上の歩行者天国が出来て、
その道の両脇には多くの屋台や催し物が行われ、
さらに普段では考えられない人数の観光客が訪れます。
静かな田舎町が、この2日間だけは南九州最大級の買い物市として、
大賑わいする熱気を是非とも歩いて感じて頂きたいです。
京町二日市の出店は?
地元のお店はもちろん、
市外や県外からも多くのお店がやってきます。
通常店舗と屋台が入り混じった形で道の両脇にお店が並びます。
夏祭りでみるような綿菓子や焼きトウモロコシ、くじ引きもあれば、
宮崎のお米やお茶、陶芸品、電化製品、骨董品、雑貨、洋服、植木、盆栽、
自転車、ご当地グルメ、フリーマーケットなどなどなんでもありとなっています。
最近では見なくなったバナナのたたき売りを生で見ることが出来ます。
その口上や雰囲気がその場にいるだけでも楽しいです。
京町二日市のその他のイベント
各所で行われるパフォーマンスイベントや陸上自衛隊による演奏披露、
京町二日市を横切る形でランナーが走っていく南九州駅伝大会をご覧になる場合は、
歩行者天国ですので、特に場所とりなどは必要ありませんが、
事前に時間を調べていただく必要があります。
開催場所が広いので、
全く見られないということはありませんよ。
京町二日市の駐車場
地区体育館駐車場、河川敷駐車場などが無料で利用できます。
グリーンパークえびのも会場から離れていますが、
無料シャトルバスが運行されています。
グリーンパークえびの
京町二日市の混雑はどれくらい?
観光客や地元の人も含めて、
毎年約10万人が京町二日市に訪れます。
ただ、歩行者天国が2㎞と長いことや催し物会場、
休憩所が所々に配置されていますので足を止める事無く、
ゆっくり歩いて回ることが出来ます。
ちなみにですが、10万人はえびの市の人口の約5倍です。
京町二日市のお昼の時間帯は、
普段は絶対見られない自動車渋滞が起こります。
渋滞を避けたい場合は早い時間帯に動いておくか、
電車を利用することをオススメします。
京町二日市は京町温泉駅の前からはじまっていますので、
電車を降りたら、そのから二日市を楽しむことが出来ます。
京町二日市のアクセス
JR吉都線「京町温泉駅」から徒歩5分
京町二日市の周辺情報
歩き疲れた時は、温泉がオススメです。
京町温泉の名の通り、温泉街となっていますので、
すぐに温泉を見つけることが出来ます。
京町温泉街をすこし離れると、
田んぼが広がる里山風景を見ることが出来ます。
京町二日市の日程と時間
京町二日市は、
毎年2月 第1土曜日と日曜日の2日間です。
2020年は2月1日(土)と2日(日)の予定です。
【時間】
土曜日: 9:00~18:00
日曜日: 9:00~17:00
【場所】
宮崎県えびの市 京町温泉駅通り(歩行者天国は約2㎞)
京町二日市のトイレは?
歩行者天国内の休憩所に仮設トイレが多数設置されていたり、
デパートや商店のトイレが多数あります。
多少並ぶことはありますが、
長蛇の列というレベルではありません。
京町二日市に子連れは?
1年の内で人が1番集まるイベントということもあり、
地元内外の子連れの方も多く訪れています。
歩行者天国はほどよく歩くことが出来る状態ですので、
肩車や手をつないで歩いている子供、
ベビーカーに乗った子供も多く見られます。
やはり、普段見ない人の多さやお店の数々に、
子供たちは目をキラキラさせています。
京町二日市での経験談
私が地元にいるころは、
必ず京町二日市に行っていました。
いつもでは考えられない人が集まることや、見たことのないお店、
そして歩行者天国という子供心にワクワクする事ばかりでした。
それに合わせて、
学校からの帰宅途中で京町二日市の準備が進んでいく様子を見ているため、
日に日にワクワクが募っていくのです。
さらに当時は半ドンだったため、
土曜日の帰宅時にはすでに二日市が開催されているので、
それを横目に見ながら早く帰らなきゃ!二日市に行きたい!と強く思いながら、
駆け足で帰宅したものです。
帰宅後はご飯を食べて、お小遣いを握りしめて、
すぐに京町二日市に出かけます。
そして何を買おうかと悩みながら歩行者天国を歩き回ります。
普段は無いものばかりですし、お小遣いもそんなに多くないので、
子供ながらに考えていましたが、そんな考えもいつのまにか吹き飛んでしまいます。
バナナの叩き売りをながめたり、
所々で行われるパフォーマンスに感動したり、
いろんなお店や人々の熱気や興奮があふれているため、
京町二日市の雰囲気だけで十分に楽しんでいるためです。
いつの間にか、くじ引きをしていたり、たこ焼きを食べていたり、
結局最後はいつも通りのことをしていますが毎回楽しんでいました。
京町二日市は土日の2日で終わりますが小中学生だった自分たちには、
もう1つのイベントが必ず次の月曜日にありました。
それはゴミ拾いです。
沢山の人達が訪れるので、
どうしても道端にゴミが落ちているのです。
小中学生の時は特別授業の一環として毎年恒例で、
ゴミ拾いを地元住民と学校の生徒全員で行います。
昼ごろには終わりますが、
やはり大量にゴミが集まります。
子供ではありましたが、
賑わいの裏ではこのように多くのゴミが出るのだなと身に持って感じていました。
しかし、京町二日市を否定するわけではありません。
いまでも私は二日市が大好きです。
それでも毎年続けられるのは準備から片付けまで全てを愛する大人たちと
それを理解している子供たちが支え合っているからです。
だからこそ、100年以上も続く南九州最大級の買い物市として、
未だに続いているのだと確信しています。
まとめ
京町二日市という何でもありの買い物市に少しでも興味がでましたら、
一度来ていただけると嬉しいです。
京町二日市は2月上旬に行われますので大変寒いですので、
防寒対策をしっかりとして楽しんでください。
また、多くの人が訪れますのでゴミは指定の場所に捨てていただくか、
持ち帰っていただけるようお願いしたいです。