子どもたちの学年が上がると、
親にとっての最初の一大イベント
「家庭訪問」が待っています。
先生たちからみれば
数十箇所の家の一つでも、
受け入れるこちらからしたら、
いろいろ心配事も多いのが現実です。
「玄関先で立ち話は失礼?!居間に上げるべき??」
「家庭訪問で、気をつけなければいけないマナーってあるの?」
等々、
いまどきの家庭訪問事情について、
今回はご紹介したいと思います。
先生に失礼のない家庭訪問マナー !玄関編
昔と違って最近の学校は、
庭訪問を玄関先の立ち話で済ませる
というところがほとんどです。
一番の理由は先生側の
「時間短縮」のためです。
はっきり言って、
“先生は忙しい”です。
1日でたくさんの家を
回らなくてはいけませんので、
のんびり上がって
うっかり長話をしてしまうと、
後の予定がすべてずれ込んでしまう
危険があります。
『この時間に来ます』と言われて、
そのつもりで準備していて、
あまつさえ少し緊張して
待っているところに、
10分とか15分とか遅れてこられると、
たとえ事情は推察できても、
なんとなくおもしろくないと思うのが
人情です。
そうならないよう、
先生は早め早めに
次の家に向かいたいと考えています。
そういうわけで、
今は家庭訪問と言えど
玄関先での立ち話が主流なのですが、
一般的なお家の場合、
玄関で立ち話をしようとすると、
立ち位置的には
『先生は玄関の靴を置くスペースのところ、
自分はそれよりも一段高い家の中』という
構図になります。
これを
『高い所から話して申し訳ない。
先生に失礼ではないだろうか?』と
感じる親御さんがいるそうです。
先生の方からすると
何も気にするようなことではないのですが、
どうしても高さの違いを意識してしまって
きまずいという方は、
思いきって、
「高い所からすみません」と
口に出してみるのも一つの方法です。
『失礼と思われていないか?』と
一人モヤモヤするよりも、
言ってしまうほうが
かえって気持ちが楽になります。
もちろん、本気で言うと重いので、
言う時は
ちゃんと冗談ぽい空気を出してくださいね!
玄関と廊下に
段差のないバリアフリーのおうちなら、
そんな心配もないのでしょうが。。。
逆に、
昔ながらの日本家屋ですと、
玄関タイルと家の廊下のあいだには
30~40cmの高低差があるのが普通です。
そういうお家では、
自分は玄関を上がってすぐの廊下に座り、
先生にも座布団を用意しておいて、
廊下の同じ場所に
靴を履いた足だけ玄関に
投げ出すような格好で座ってもらい、
話せば良いのです。
こうすると、
玄関先の立ち(座り)話でも
目線の高さの違いを
気にする必要がありません。
マンション住まいの場合はどうする?
マンション住まいの方で
よく聞かれるのが、
『玄関が狭くて、
先生一人が立つスペースすらないからドアの外で話した』
とか
『ドアを開けて、先生の身体が半分外に出た状態で話した』
というものです。
しかし、
声が外に聞こえる状態での
玄関先での立ち話は、
近所迷惑になりますので、
控えましょう。
特に、マンションの廊下というのは
声が響きます。
もし学校の他の生徒の
プライバシーに関わることを
話してしまったりしたら、
あとあと大きな問題になることも
ありえます。
どんなに狭くても、
先生には家の中に入ってもらって、
ドアは閉めて話すのがマナーです。
ちなみに、
他人を家に招き入れる際には、
玄関の靴は
全部片付けておくのが基本です。
靴箱に入りきらないときは、
その日だけでも他の部屋に移動させて
置いておくのです。
『玄関が狭くて先生一人立つスペースもない』
と言う方の中には、
このマナーを知らない方も
いるかもしれません。
普通は、
玄関から靴を一掃すれば、
人間一人立つスペースくらい、
どんなに狭い玄関でも確保できるものです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
どんなに狭くても
先生には、家の中に入ってもらい、
ドアを閉めて話をしてくださいね。
参考になりましたら幸いです。
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