メキシコ原産の犬であるチワワは暑さに強いと思われがちですが、
実際はそうではありません。
犬はそもそも人と違って汗腺が足の裏にしかなく、
体温調節をするのがうまくないため、
夏のきびしい暑さに対応することを、
むしろ苦手とするいきものです。
中でもチワワは身体が小さい分、気温の変化の影響を受けやすく、
夏場、室内でも熱中症のような症状になることがあります。
特に毛の長い種類の子の場合は人間でいうと、
真夏に毛皮のコートを着込んでいるようなものですから、
よりいっそう『しんどい』と感じているはずです。
犬は暑いときには息が荒くなり、
舌を出して『ハッ、ハッ』と言い始めます。
そのときには飼い主さん自身が暑いと感じていなくても、
エアコンをつけてあげてください。
暑くなくなれば普段どおり、
おだやかな息づかいに戻ります。
今回はチワワと夏場のエアコン事情について、
ご紹介したいと思います。
チワワの為にはエアコンは24 時間必要!?
チワワが熱中症にかからないようにするために、
基本的には
“舌を出して、暑がっている様子を見せたらエアコンをつける”を
心がけてください。
エアコン以外の暑さをしのぐ方法としては、
うちわとか扇風機といった手段もありますが、
熱中症になるくらいの気温と湿度の日は悲しいことに、
扇風機を回しても熱風しか起こりません。
早く確実に体温を下げてくれるのは、
やはりエアコンから出るひんやりとした風です。
７月、８月の暑い時期は、
たいせつなワンちゃんが熱中症にならないよう、
なるべくエアコンをつけてあげてください。
一番暑い時間である、
朝８時から午後の３時まではエアコン必須です。
よほど涼しい日を除いては、
毎日エアコンをつけっぱなしにすることになるでしょう。
夜は昼よりは気温が下がるのが普通ですが、窓を開けて寝ていても、
横から『ハッ、ハッ』という犬の息づかいが聞こえてくるようでしたら、
やはりエアコンをつけて眠りましょう。
重要なのは、
ヒトよりも弱い存在である犬がどう感じているかです。
暑がっていたらエアコンをつけてあげたほうが良いですし、
大丈夫そうでしたら大丈夫です。
普段から観察を怠らないようにしましょう。
結果的に２４時間エアコンをつけっぱなしにしなくてはならない時期が、
１か月くらい続くことになるかもしれませんが、
“たかだか１か月(１年ではない)”と割り切ってしまいましょう。
もちろんその分、電気代はかかりますが
命には代えられません。
チワワに必要なエアコンの電気代は1ヶ月でどれくらい!?
さて、チワワと夏を過ごすのにエアコンが欠かせないことについては、
今見てきたとおりです。
その際の電気代は、
使っているエアコンの種類や住んでいる地域によっても異なりますので、
一般的にこうということは言えないのですが、
普通の家庭で２４時間エアコンをつけっぱなしにしている場合の８月の電気代は、
だいたい２～５万円であることが多いようです。
比較的涼しい土地に住んでいれば数千円で済んだという方もいますし、
暑い場所に住んでいる人なら５万円以上かかることもあります。
年に一度、１か月くらいのことですので、
この時に備えてしっかりお金を準備しておきましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか？
チワワは暑さに弱く熱中症になりやすいため、
夏場、特に暑い時期は、昼も夜もエアコンが必須です。
２４時間エアコンをつけっぱなしにしていると、
１か月の電気代は２万円から５万円くらいになりますので、
冬のうちからしっかり貯金しておきましょう。
大切なワンちゃんが熱中症にならないように、
暑がっている様子がないか、いつも注意して見ていてあげることが肝心です。
参考になりましたら幸いです。
コメント