犬は、いろいろなものをなめる習性があります。
とても鼻が良いので、
危険なもの身体に害のあるものはなめませんが、
ふと見ると、飼い主さんやほかの犬、そして自分の身体などを
べろべろとなめていることがあります。
犬が飼い主さんをなめるのは主に愛情表現であると考えられていますが、
それにしても、口や足などをなめて、お互いに危険はないのでしょうか?
今回は、犬が人の身体のいろいろな部分をなめる理由について、
ご紹介したいと思います。
犬が人の足をなめるのをやめさせなくても良いの!?
一般的に、犬が飼い主さんをなめるのは、
愛情表現や挨拶を意味すると考えられています。
ですが、足をなめるという行動には、
少し特別な意味があります。
人間の口や手には食べ物のにおいがついていることがあり、それにつられて、
口や手をなめるのが習慣になっているワンちゃんも少なくないのですが、
足からは、普通そういうにおいはしません。
それでも、ワンちゃんがいっしょうけんめい足をなめてくるときは、
飼い主さんに向かって
『お散歩に行きたいです』とか『遊んでください』と
お願いしているサインなのです。
特に、立っているときの飼い主さんの足にまとわりついて
なめることが多いようです。
また犬の中には、人間の靴下が好きな子が多いのですが、
これは靴下についている、足の汗や脂分のにおいを好んでいるためであると
言われています。
つまり、単純に足のにおいが好きで
なめてくる子もいるということですね。
犬が飼い主をなめるのは場所によって意味が違う!?
足だけでなく、犬は私たちの身体のいろんなところをなめてきますが、
実は、なめる場所によって、すべて意味が違っているのです。
では、順に見て行きましょう。
1 口
犬が人間の口をなめる場合には、主に2つの意味があります。
・敬意を示している
犬は、飼い主さんに敬意を表す挨拶として口をなめることがあります。
同じ家で飼われていても、口をなめる犬となめない犬がいるのは、
飼い主さんに対して敬意を持っている犬と持っていない犬がいるからです。
口をなめられる飼い主さんと、
一切なめられない飼い主さんがいるのも、
同じ家の中で、敬意を持たれている飼い主さんと、
持たれていない飼い主さんがいるためです。
(ちなみに私は持たれていません。。。
あまり家にいないせいか、完全に下に見られています。)
・おなかがすいている
おなかがすいているときに、『ごはんください』という催促の意味で、
飼い主さんの口をペロペロとなめることがあります。
そのとき飼い主さんがご飯を食べたばかりで、
口から食べ物のにおいをさせていたら、
なおさらおなかがすいて催促に拍車がかかることでしょう。
2 手
・遊んでほしい
犬が飼い主さんの手をなめてくるときは、
『遊んでください』のサインです。
飼い主さんの手は、犬から見れば、
たくさんの幸せが出てくるところです。
おやつだったりごはんだったり、
おなかをなでてくれたり、、、
ですから、その大好きな手をなめることは、
『とにかくかまってください』の気持ちを表しているのです。
・ただなんとなく
飼い主さんと一緒にソファでゴロゴロしているときなど、
気が抜けて安心しきっているときに、
ただ何となくなめているというケースです。
特に動き出す様子もなく座ったまま一心不乱になめているようなら、
『そこに手があったから』何となくなめていると考えて良いでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
おうちのワンちゃんで、
思い当たる行動はありましたか?
なめてくる場所によって
考えていることが違うなんて、おもしろいですよね。
ここでご紹介したことが、
みなさんが愛犬と心を通わせる一助になりましたら幸いです。
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