どんなに親が無理やり言っても、子供の好き嫌いは直りませんよね?
それは、人間の本能によって、食べられないこともあります。
また、好き嫌いが極端に激しい場合は、子供の体と心身に大きな影響を与えます。
今回は、子供の好き嫌いについてご紹介します。
子供の好き嫌いは無理やり言っても直りません!
バランス良い食事を考えて、せっかく作ったのに、一口だけ食べて!と言っても一切口に入れてもらえなかったり…
細かく刻んで、好きな食べ物に混ぜ込んだのに、嫌いな食べ物だけ全部取り出して残してたり…
これからの成長や、我がままに育ってしまわないかとても心配ですよね。
親御さんのお気持ちはとてもわかりますが、どんなに親が一生懸命言い聞かせても、子供の好き嫌いは直りません。これから改善策を一緒に考えていきましょう。
1.人間の本能
人間は、生まれた時から自分自身を守る力を備え持っています。味覚により、自分にとって良い物なのか、悪い物なのかを感じようとします。
例えば…
・甘味はエネルギー源
・塩味はミネラル源
・うま味はタンパク質源
・酸味は腐ったもの
・苦味は毒
といった風に本能的に感じ取ります。
甘味、塩味、うま味は、人間が生きていく上で必要な栄養のため、自然とその味を好んで食べるようになります。反対に、酸味、苦味は、腐ったものや毒など体に悪いものを入れたくないという自己防衛が働いていることになります。
好き嫌いが激しい子供の中に、アレルギーが強い子が多いのはそのためなのかもしれませんね。
その他にも、遺伝や生活環境も、とても影響がありますので一度、保護者の方について振り返ってみるといい場合もあります。
2.味、におい
調理方法や調味料など色々変えてみて試してみてください。
ちなみに我が家は、
・魚なら臭みを消す。
・きのこ類なら細かく刻んでハンバーグなどに混ぜる。
などをしています。
それぞれ子供の好みがあると思いますので、直接聞いてみて、食べやすく調理できるといいですね。
3.過去の経験
食べ過ぎて気持ち悪くなった、食中毒になったなど、嫌な思い出がある場合もあります。無理やり食べさせず、楽しく食べることができるようになるまで、待ってあげてもいいかもしれませんね。
子供の好き嫌いが及ぼす将来の影響とは?
栄養不足
多少の好き嫌いは、気にしなくて大丈夫です。成長するにつれ、自然と食べることができるようになります。ですが、食べる物がほとんどなくなるような偏食の場合は、やはり成長や発育に欠かせない栄養が足りているのか心配ですね。
人間が健康的に生活していくためには、「五大栄養素」が必要と言われています。
五大栄養素とは…
・脂質(体を動かすエネルギーになる)
・タンパク質(体をつくる栄養素)
・ビタミン(他の栄養素の働きをサポートする)
・無機質(体調を整える)
栄養が偏ってしまっている場合は、他の栄養素に代わるものも積極的に食べるようにしていきましょう。
心身のバランス
好き嫌いが多くて栄養バランスが崩れると、体だけでなく心身にも大きく影響します。
ファーストフードや、インスタント食品、お菓子やジュースばかりを食べている場合、イライラしやすくなったり、攻撃性が強く、心が不安定な子供が多いといわれています。
体も心もすくすくと育ってほしいですね。五大栄養素を意識しながら、食べられる物を増やしていきましょう。
まとめ
親が気にすればするほど、子供は食べてくれないことが多いです。
あまりにも極端に偏食でない場合は、放っておく方法でもいいと思います。
お腹が空けば、何か他の物を食べることでしょう。
時期がくれば、自然と食べることができるようになることが多いですよ。
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