京都の夏の風物詩と言えば、
五山の送り火(ござんのおくりび)ですね。
祇園祭とならぶ夏の行事のひとつです。
毎年8月16日に京都を囲む五つの山にて順々に点火される伝統的な行事で、
約10万人もの人が見に来ますよ。
お盆の最後に行われるため、
夏の終わりも感じることができます。
年に一度のものなので
是非見たいと思っている人も多いと思います。
でも、送り火の時間がわからない、
燃えている時間はもしかしてちょっとだけなの!?
雨の日は中止や延期になったりするの?
…と分からない方も多いですよね。
そこで、今回は五山の送り火について
詳しくご紹介していきます。
五山の送り火(大文字焼き)の意味とは?
五山の送り火は京都の有名な夏の風物詩ですが、
よく「大文字焼き」と呼ばれることがありますが実は間違っています。
正式名称は「京都五山送り火」です。
ちなみに、送り火とは、
お盆の間にお迎えしていたお精霊を
再び冥府に送るという行事です。
この行事は、
室町時代以降に庶民に浸透していき始まったとされていますが、
正式なことはわかっていない為、定かではありません。
この送り火は、
東山如意ヶ嶽の「大文字」がよく知られていますが、
松ケ崎西山(万灯籠山)と東山(大黒天山)の「妙法」、
西賀茂船山の「船形」、
金閣寺附近の大北山(大文字山)の「左大文字」、
上嵯峨仙翁寺山(万灯籠山・曼荼羅山)の「鳥居形」があります。
大文字焼きは、
どうして「大」なのかご存知ですか?
・北斗七星をかたどったもの
・弘法大師が大の字に護摩壇をつくったという説
などあります。
深いですね。
送り火が燃えている時間はどのくらい?
送り火が燃えている時間はこちらです。
・妙法(20:10点火)
・船形(20:15点火)
・左大文字(20:15点火)
・鳥居形(20:20点火)
それぞれ約30分点火します。
その為、
すべての送り火が燃える時間は20:20~20:30までの10分間です。
この10分間にお祈りや願い事を是非!
そして、21時前にはすべての送り火が消灯します。
短い時間ではありますが、
とても幻想的で感慨深いものがあります。
ちなみに、点火前には京都市内のネオンが一斉に消されるため、
そちらもなんとも言えない風情ですね。
五山の送り火が見えるオススメスポットとは!?
五山の送り火を見るなら、
きれいに見える場所で見たいですよね。
そこで、おすすめスポットをご紹介します。
《全体的に見る場合》
まずは、『鴨川堤防』です。
こちらは有名なスポットなので当日は混雑が予想されますので、
早めに行くことをオススメします。
続いて、『イオンモール京都五条の屋上』です。
人気スポットとなっているので、
こちらも早めに行くことをオススメします。
ちなみに、
当日は屋上は駐車禁止となるのでご注意ください。
《ひとつの送り火をじっくり見る場合》
有名である東山如意ヶ嶽の「大文字」を見る場合は
『京都御所』が広いのでゆっくりと見ることができ、
アクセスも良いので行きやすくおすすめです。
ちなみに、
京都タワーなどは事前予約必須で
しかも有料なのでご注意ください。
雨が降った場合はどうなるの?
雨が降った場合、送り火はどうなるのでしょうか。
花火大会だと延期や中止になることがありますよね。
しかし、
五山の送り火は多少の雨が降ったくらいでは中止にはならないです。
しかし、一度だけ延期になったことがあります。
それは1963年の五山の送り火で、
理由は激しい豪雨で点火することが不可能だったためです。
その時は翌日に延期になりました。
まとめ
いかかでしたでしょうか。
京都の夏の風物詩。
夏の終わりに京都の五山の送り火はいかがでしょうか。
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