あねたは、ウグイスとメジロの違いが分かりますか?
ウグイスとメジロは間違いやすい人が多いようですね。
梅の木に鳥が止まっていると、
その鳥はウグイスだと思ってしまうのですが、
実はその鳥は、メジロであることが多いのです。
では何故、ウグイスとメジロは間違えやすいのでしょうか?
そこで今回は、
ウグイスとメジロの違いや見分け方を詳しくご紹介します。
ウグイスとメジロの違い
ウグイスとメジロは間違えられやすい鳥ですが、
いくつか違いはあります。
ウグイスはスズメ目メジロ科の鳥で、
春になると「ホーホケキョ」と鳴き、春を告げる鳥と言われています。
体長はオスが16cm、メスが14cmほどで、
スズメと同じくらいの大きさです。
ウグイスは、美しい鳴き声をもつことから、
コマドリやオオルリとともに、
日本三鳴鳥(さんめいちょう)と呼ばれています。
ウグイス色という言葉から、
きれいな黄緑色の姿を想像してしまいますが、
ウグイスは、背中がオリーブ褐色で、
お腹は灰色をしていて全体的に地味な色をしています。
一方、メジロもスズメ目メジロ科の鳥です。
体長は、12cmほどでスズメよりも小さく、
ほっそりしているため、少し小さく感じます。
メジロの体の色は、美しい黄緑色です。
このことから、メジロをウグイスだと思っている人が多いようです。
ウグイスもメジロも梅の花が咲く時期に見かけたり、
さえずりを聞くため、どちらも春を告げる鳥といわれています。
メジロは警戒心があまりなく、
梅の木の蜜を吸うために止まっているのをよく見かけます。
しかしウグイスは警戒心がとても強く、
人前に姿を現すことはほとんどないです。
ウグイスの「ホーホケキョ」というさえずりを聞くことはあっても、
姿を見つけることはとても難しいので、
ウグイスが梅の木に止まって
「ホーホケキョ」と鳴いている絵をよく見かけますが、
それは想像で書かれたものであることになります。
ウグイスとメジロの見分け方
ウグイスとメジロは間違いやすいのですが、
いくつか見分け方があります。
その違いが分かっていれば簡単に見分けることが出来ますよ。
まず1つ目は体の色です。
メジロは美しい黄緑色で、
ウグイスはオリーブ褐色の色をしています。
一般的に皆さんが思い浮かべていたウグイス色というのが、
実はメジロの体の色に近いものだったのですね。
またメジロには名前の通り、
目の周りに白い縁取りのアイリングが見られます。
ウグイスかメジロどちらか迷った時には、
目の周りを見て見分けるのが一番です。
2つ目は、ウグイスとメジロの行動パターンの違いです。
ウグイスは警戒心が強くて人前に出てくることは、
ほとんどありませんが、メジロは庭先によく現れます。
3つ目は鳴き声です。
これは皆さんもよくご存知のとおり、
ウグイスは「ホーホケキョ」と鳴きます。
「ホーホケキョ」と鳴くのは繁殖期のウグイスのオスだけで、
繁殖期以外やメスは「チャッチャッ」と鳴きます。
一方、メジロの鳴き声は
スズメのようにチュンチュンと鳴くので全然違いますよね。
まとめ
ウグイスとメジロは体の大きさもほぼ同じくらいで、
間違いやすいのですが、
体の色や行動パターン、鳴き方の違いが分かると、
分かりやすいですね。
ウグイスの鳴き声が美しいのは知られていますが、
メジロの鳴き声も美しく、
愛好家の間では、メジロの鳴き声を競い合う
「鳴き合わせ会」も開かれるほどなのです。
メジロはウグイスに比べると警戒心が弱く、
庭先に現れることが多いです。
メジロをよく見て観察してみたいときは、
庭先にメジロの大好物であるフルーツを切って置いておくと、
寄ってくることもあるので試してみて下さい。
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