お子さんが朝ご飯をなかなか食べてくれず、困ることってありませんか?
食べさせようと思えば思うほど上手くいかなくて、だけど忙しい朝に優しく待ってあげる時間的余裕なんてあるはずないですよね。
時には食べないお子さんに対してイライラすることもあるかもしれません。
そんな悩みを解決するためにも、まずは朝ごはんが必要な理由と、なぜ子供が朝ごはんを食べようとしないのか、それぞれ探って行きましょう。
朝ごはんが必要な理由と食べない原因
朝ご飯は3食ある食事の中で最も大切だと言われています。特に子供たちは、朝早くから幼稚園や小学校で運動や勉強をして、たくさんエネルギーを消費します。
給食までの時間を、その日の朝ご飯を活力にして過ごさなければなりません。
一説によると、きちんと朝ご飯を食べて来た子と、そうでない子とでは、その身体機能に1~2割の差が出てくるのだとか。
お腹が空くことで集中力が低下するだけでなく、体温の低下、脳の働きが鈍くなる、貧血を起こすなど、様々な症状が現れます。
それがずっと続けば、学力面や体力面にも影響が出てくることは容易に想像がつきますよね。
では、お腹が空くだろうことが分かっていても、なぜ子どもたちは朝食を食べてくれないのでしょう。
小さい子に朝食の大切さを訴えたところでぬかに釘ですから、その原因を探って少しでも改善したいところです。
食べない理由としては以下のことが考えられます。
1.もともと食が細く、朝から食欲が湧かない
2.胃腸が目覚めるまで時間がかかる
3.寝起きが悪い
4.お腹が空かない
1や2のように、体質的にもともと量を食べられない子や、胃腸が目覚めず食欲が湧かない子もいます。
その場合は、無理して食べさせようとせず、一口だけでも何か口に入れれば良しとするようにしましょう。毎日続けることで、その後の朝食習慣へとつながって行きます。
3、4は、夜遅くまで起きていることが原因として考えられます。
大人でも、寝不足で体がだるいと朝食を食べられないことってありますよね。遅くまで起きていれば晩ご飯だけではお腹が空くでしょうから、お菓子や夜食などを食べることになります。
これでは朝にお腹は空きませんよね。早寝早起きの習慣をつければ、朝にもりもり食べてくれるようになりますよ。
子供が喜ぶ朝ご飯のメニュー
ちゃんと食べさせないといけないと思っておかずや主食をたくさん並べても、見た目でお腹いっぱいになって逆効果ということも。
無理に食べさせるより、その子の食べやすいものもあるはずなので、「食べないよりはマシ」と割り切って好きなものを食べさせた方が良いでしょう。
その時、フルコースのように少量を出して、食べ終わったら次、また食べ終わったら次という感じで出すと、「この量なら食べられるかも」と意外にも完食してくれます。
特に子供うけの良い朝ご飯のメニューはこのようなものが挙げられます。
●果物
●シリアル
●ヨーグルト
●一口おにぎり
●きゅうりやトマト
●チーズ
これらのものや、お子さんが特に好きな食べ物があれば、そこからチャレンジしてみてください。
うちの長男は、ただのトーストは食べないのに、サイコロ状にカットして焼いたり、パンの耳をラスクのようにすると、驚くほど食べてくれます。見た目やちょっとした工夫で、子供って面白いほど反応が違うんですよね。
ご飯も白ご飯じゃなくて、好きなキャラクターのふりかけをかけたり、一口おにぎりにしたり、少しアレンジしてみると食べてくれるかもしれません。
子供の朝ご飯はパンだけではダメ!?
朝は時間が無いので、簡単なパン食にしているという方も多いかもしれません。
実際私も最近までずっとそうでしたが、長女が自宅からかなり離れた小学校に通うようになってからは、朝食用に毎晩炊飯器のタイマーをセットするのが日課になりました。
お米を食べるメリットは、「腹持ちが良い」「脂肪分が少ない」「脳の働きが活発になる」「眠気の防止」など、本当にたくさんあります。
朝からお米を炊くのが面倒だったり、おかずを作る時間が無いという方は、前の晩に炊飯器のタイマーをセットしておいて、おかずはお味噌汁や納豆だけで大丈夫です。
でもやっぱりパンの方が軽くて食べやすいというお子さんもいるかと思います。その時は、無理にお米を食べさせる必要はありません。まずは朝ご飯を食べるということの方が最優先です。
パン派のお子さんには、果物やヨーグルトをプラスすると栄養バランスも取れるのでおすすめですよ。
まとめ
朝から食べてくれないと、イライラしてつい口出ししてしまいますよね。
でもお子さんがそれでプレッシャーを感じて、ますます食べなくなってしまっては本末転倒です。
まずは生活習慣を整えること。そして、お母さんの無理ない程度に、ちょっとだけ朝食に工夫をしてみて下さい。
きっと、少しずつ食べてくれるようになるはずですよ。
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