『犬に服を着せるなんて不自然だ!人間じゃあるまいし…』なんて、
昔はよく言われたものです。
もう、15年くらい前でしょうか。
今では、ワンちゃんに服を着せるのは
当たり前のことになりました。
うちにはチワワがいますが、
お出かけの時はいつも服を着せています。
私が服を手に取ると『おでかけ』とわかるようで、
はしゃぎ回り暴れるので服が着せられません。
ですが、そんな我が家でも、
とりわけ寒さの厳しかった今年の冬は、
家の中でもワンちゃんに服を着せることにしました。
よく、犬は『全身あったかい毛で覆われてるんだから大丈夫でしょ』と
思われがちですが、
チワワのような小さい犬は、寒暖差に身体がついて行かず、
極端な暑さ・寒さに弱い子が多いのです。
家の中でチョッキを着て(私が着せたのですが)、
朝からヒーターの前に座り込む姿を見ていると、
真冬に雪の中をげんきに走り回る犬なんて、
童謡の中の存在か、CGとしか思えません。
今回は、チワワと寒さと洋服について、
ちょこっとお話ししたいと思います。
チワワの服は冬は寒さ対策になるの?
よく訊かれるのが、
『犬に寒さ対策は必要ないんじゃないの?』ということなのですが
答えは『あります』です。
特に、チワワは身体が小さいため、
体温調節が苦手です。
人間だったらそこまで左右されないような少しの温度変化でも、
チワワの体調には大きく影響することがあります。
簡単に言うと、チワワは身体が小さい分、
物体として、熱くなりやすく冷えやすいのです。
だから夏場、毛の多い子は短くカットしてあげて、
冬場は寒そうにしていたら部屋の中でも服を着せてあげましょう。
様子を見つつ、
季節に応じた体温調節をしてやることがたいせつです。
身体が冷えると血流が悪くなり、
それがきっかけとなって
いろいろな病気を引き起こすこともありえます。
そんな時は、寒さでふるえる動作をするだけでも
心臓や足腰に負担がかかっていたりするのです。
チワワを飼っているみなさん、
冬は要注意です。
体温を上げてあげて、
ワンちゃんの身体を健康に保ちましょう。
チワワが服を嫌がる場合は?
チワワと言っても性格はさまざまですから、
中には服を着ること自体、気持ち悪がって拒絶する子もいます。
もしサイズが合っていないだけなら、
胴回りを少しゆるめてあげると、
楽になり着続けてくれる場合が多いです。
『ワンちゃんが服を嫌がっても、
とにかく着せてみて徐々に慣れさせる』と言う人もいますが、
嫌がるものを無理に着せてもストレスになり、
かえって健康によくありません。
余談ですが、散歩と称してしょっちゅう外に連れ出されるのも、
ワンちゃんにとっては不安やストレスの方が大きく、
ちょっぴり迷惑だったりするという話を、
獣医だったおばあちゃんから聞いたことがあります。
犬ってすごく人に気を遣うし、
とってもデリケートないきものなんですよね。
さて服を着せて寒さをしのぐのが、
もっとも持続的な効果が期待できておすすめなのですが、
それができない場合は、
無理に着せたりすることはやめましょう。
それよりも、
家の中を暖めることに注力することです。
たとえばハウスやベッドの敷物を、
ボアシーツなどの暖かい素材のものに代える、
床暖房をいつもつけた状態にしておくなどです。
暖房ではなく床暖房の方が良い理由としては、
チワワは基本的に、人間よりも床の近く、
空間的に低い位置で過ごしております。
ですので普通の暖房では、
暖かい空気がチワワのところまで届きません。
それに対して、床暖房なら、
まさにチワワのいる空間あたりを暖めてくれるわけですから、
寒さ対策につけるなら、
断然、暖房よりも床暖房というわけです。
まとめ
いかがでしたか?
それにしても去年の冬は本当に寒かったですね。
思わず、ワンちゃん用のダウンジャケットを買ってしまい、
家族に笑われました。
『毛の上から羽毛を着せるなんて』と、、
だって、とっても寒そうだったんですもの、、
今度は夏に向けて、
どんな風に毛をカットしてもらおうか、
わくわくしています。
みんな元気で過ごせますように。。。
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