当サイトはプロモーションを含みます

干し柿の作り方には白い粉の吹かせ方に美味しさの秘密があった!?

スポンサーリンク

「干し柿」というと、

田舎の軒下に吊るされているイメージがありますが、

最近では、都会でもベランダや室内で作る人が増えています。

 

柿はもともと栄養価の高い食物ですが、

干し柿にすることによって、さらに栄養価が高まります。

 

目や粘膜、皮膚の健康を保つビタミンAや、

便秘の改善が期待できる食物繊維、

脳卒中や高血圧予防のカリウムが増えます。

 

また胃腸を丈夫にして内臓を温めてくれる働きもありますので、

ぜひ作って食べましょう。

 

ところで、干し柿の表面についている

白い粉の正体を知っていますか?

 

実はあの白い粉こそ、

美味しい干し柿の証しなのです。

 

そこで今回は、美味しい干し柿の作り方を紹介しますね。

スポンサーリンク

失敗しない干し柿の作り方

 

干し柿は皮をむいた柿を天日干しにして作ります。

一般的に渋柿を使って作ることが多いです。

 

天日干しにした柿は、

外側はシワシワになってざらざらとしているのに、

 

食べるとしっとりしていて、柿のうま味や味が凝縮されていて、

程よい甘さか加減がなんとも言えませんね。

 

和菓子界では、

「甘さは干し柿をもって最上とする」と言われているそうですよ。

 

では、干し柿がご家庭でも簡単に作れる作り方を紹介します。

 

<材料>

●渋柿

●紐(荷造り用の紐でもよい)

●鍋

●竿(ハンガーでもよい)

 

<作り方>

① 柿の皮をむく

渋柿を選んで綺麗に洗い、

水気を拭き取ってから皮をむきます。

 

② 柿2個が一組になるよう紐を付ける

掛けやすい長さや吊しやすい長さの

ビニール紐を用意しましょう。

ヘタの部分に、ビニール紐を結んでいきます。

 

紐の片方の端に柿を結んで、

もう片方を吊す箇所に結び干す方法と、

 

左右の端に柿を結んで、

棒状の物に引っかけて干す方法があります。

 

どちらでも好きな方法で、構いません。

 

ただ棒状の物に干す場合には、

左右に柿を結んで掛ける方が楽です。

 

どちらかというと左右に結ぶ方法は、

横長にスペースがある場合におすすめで、

縦長にスペースがある場合には片方に結ぶ方法がおすすめです。

 

③ 鍋にお湯を沸かし、その中に柿入れる

吊す紐で結んだら、

沸騰したお湯に5秒~10秒ほどくぐらせ引き上げます。

 

この作業で、殺菌効果が期待できます。

 

柿の表面に付着した菌の繁殖を抑える事で、

カビ防止に繋がります。

 

お湯から引き上げた後は、

しっかり水気を拭き取りましょう。

 

④ 吊して、干す

竿やハンガーに柿どうしがくっつかないようにずらしてかけ、

日当たりが良く、風通しの良い場所に吊るします。

 

(雨や夜霧は大敵なので、雨の日は雨のかからない場所か、

夜は室内の涼しい場所に入れておく)

 

室内で作る場合は、

室内干し用の物干し竿を利用して掛ければ簡単に吊せます。

 

洗濯バサミの付いたハンガーを使用して、

洗濯バサミで挟んで吊すと手間が掛からずに干すことが出来ます。

 

⑤ 揉む

数日干すと表面が乾き、中は柔らかくなります

 

乾いて柔らかくなってきたら、

手袋をはめて柿を一つずつ揉みます。

 

また数日後にもんでおくと渋が早く抜けて甘くなります。

数日置きに数回揉みましょう。

 

⑥ 完成

柿の種類や大きさによって違いますが、

2~3週間で出来上がります。

 

室内干しでも干し柿は作れますが、

風通しが良い所でないとカビが発生してしまいます。

 

湿度が高い場合は、除湿器を使うのもおススメです。

 

スポンサーリンク

干し柿を美味しく作るコツ

 

美味しい干し柿を作るコツ1

1つ目の美味しい干し柿を作るコツは柿選びです。

干し柿を作るのには、渋柿が適しています。

 

甘柿でも干し柿を作ることは可能ですが、

糖度は渋柿の方が高いのです。

 

さらに渋柿の渋い成分によって、

干し柿が作りやすいです。

 

甘柿は干すと動物に狙われやすく、

傷みやすいので干し柿にするのが困難です。

 

美味しい干し柿を作るコツ2

2つ目の美味しい干し柿を作るコツは

揉むことです。

 

やさしく揉むことで、

渋みが均等に抜けていきます。

 

さらに揉んで渋抜きを手伝うことで、

出来上がりがはやくなります。

 

 

干し柿の白い粉の吹かせ方のコツとは!?

干し柿についている白い粉は「カビ」とよく間違われやすいのですが、

これは柿の糖分の結晶です。

 

これは、柿を天日干しにしていく時に、

柿の糖分が抜けきれずに表面に浮き出てくるからで、

この白い粉こそ美味しくて甘い干し柿の証しになるのです。

 

干し柿に白い粉を吹かせるには、

干した柿を藁の中に数日間入れておいてから、

再び外に干して寒い風にあてると白い粉が吹いた干し柿が出来ます。

 

でも普通のご家庭では藁が手に入ることが少ないと思います。

 

そこで、どこのご家庭でも

簡単に出来る粉の吹かせ方はというと、

 

干し柿をビニール袋に入れて熟成させるか、

干し柿を1度冷凍してから冷蔵庫に移して置いておく方法があります。

 

どちらも1週間ほどで、

白い粉の吹いた美味しい干し柿が出来上がります。

 

干し柿の作り方!カビを防ぐ3つのポイント

 

干し柿を作る時に、

カビを防ぐポイントは3つあります。

 

風通しを良くすること、消毒をすること、乾燥させることです。

 

室内で作る場合は、窓を開けた時に、

なるべく風通しの良い場所に柿を干しましょう。

 

また、風が通らない場合には常時、

扇風機を使用するといいでしょう。

 

消毒は、干す前に熱湯消毒を行なっておくと、

カビ防止になります。

 

干してから、干し柿専用の濃度の高いアルコールスプレーを使用して、

消毒を行なう方法もあります。

 

乾燥させるためには、気温と湿度が大切です。

気温は、10度以下に保ちましょう。

 

湿気が多いとカビやすいので、

室内では除湿機を使用するといいです。

 

天気予報を確認してから、

雨の降りにくい時期を選んで作り始めましょう。

 

特に、室内ではカビが生えやすいので、

しっかりポイントを抑えて、カビを防ぐ対策を行なってくださいね。

 

まとめ

 

干し柿を作るのに適しているのが、

気温が15℃以下になる秋です。

 

干し柿は買うと意外と高いのですが、

ご家庭で作るのであれば材料費だけで安く作ることが出来ます。

 

干し柿を保存する場合常温保存では、

水分が飛んでしまって固くなりすぎてしまうので、

 

乾燥しないように紙袋に入れたり、

キッチンペーパーで包んでおくと良いでしょう。

 

冷蔵庫に入れて保存する場合でも、

乾燥しないように注意が必要です。

 

いずれにせよ、固くなってしまわないうちに常温保存なら3日、

冷蔵保存なら1週間を目安に召し上がってください。

 

干し柿は栄養価も高い食べ物なので、

ぜひご家庭で作って食べてみてくださいね。

生活
スポンサーリンク
スポンサーリンク
さくらのお部屋

コメント