一般的に「子育ては辛くて大変」だというイメージですよね。
最近では「育児ノイローゼ」という言葉もよく耳にします。
子育て中は家の中でママと子どもだけの限られた空間の中にいることが多く、強い孤独感やストレスを感じるママが多いのではないでしょうか?
今回は、子育てのストレスの原因や、うつにならないための効果的な対策などを紹介します。
子育てのストレスの原因とは
育児でストレスを感じる原因とはなんでしょう?大きな原因として考えられるのが「ママの孤独化」です。
現代の日本は核家族化が進んでいるため、近くに頼れるおじいちゃんやおばあちゃんがいないことや、労働時間が長いことによるパパの育児と家事の参加する時間が少ないためにママの負担が大きくなっています。
さらに、子育てでの不安や悩みを相談できる相手がいないという事も原因の一つかもしれません。
更に、女性の体は子どもを出産した時から「エストロゲン」という女性ホルモンにより、深い孤独感や不安を感じやすくなるそうです。
妊娠中は胎児を育てる為に「エストロゲン」が増えますが、出産により急激に減少してしまうので、このホルモンの分泌量の変化が影響をしているのです。
原因が分かっていても、ずっとストレスを我慢し続けているといつか限界がきてしまいます。
子育てのストレス頭痛の原因
育児ノイローゼは明確な判断基準がないと言われており、自覚症状が無いのが特徴です。しかし、育児疲れが続くと、肩こり、腰痛、頭痛や吐き気など様々な症状が出ることがあります。
さらに、胸やけで食欲が出なくなってしまったり、ひどい倦怠感に襲われたり、体調がすぐれない日が続きます。
特に新生児の頃は生活リズムが整いにくく、ママは睡眠不足になり、一番辛くてしんどい時期ですよね。
今のママは一人で不安や悩みなどを抱えながら常に緊張状態のまま、体に大きな負担をかけてしまっています。
緊張状態が続くことにより、血流が悪くなり、老廃物がたまることが頭痛の原因となり、頭痛によって吐き気も引き起こしてしまいます。
胃酸が過剰に分泌されてしまう事により吐き気を感じてしまうのですが、これもストレスが原因だとされています。
通常時と違って薬を服用できないのが辛いですよね。
ただ、急激な頭痛や吐き気、嘔吐がある場合は早めに病院で受診することをオススメします。
子育てのストレスでうつにならないために
今、社会的に問題となっているのがママたちの「子育てうつ」です。症状が重くなってくると子どもへの虐待へと発展するケースが少なくないのが現状です。
「子育てうつ」は大きく分けて「身体的疲労」と「精神的疲労」の2つの原因があると言われています。
「身体的疲労」は、睡眠不足や肉体的な疲れにより、脳や身体が休まっていない状況。
「精神的疲労」は、育児について周りからの協力が得られなかったり、自分の理想的な育児に近づけていない事によるストレスによるものだと言われています。
また、子どもが居れば毎日子供に振り回されますよね。それは、自分ではなく子どもという他人の時間に合わせて行動をしているということなので、自分の思うようにいかないことにイライラしてしまいます。
子どもだけではなく旦那さんに対してもイライラする事はありませんか?
自由に行動することが出来ない自分と違って「旦那さんは自由に動けて羨ましい!」という感情がイライラの元となってしまいます。
精神的に追い詰められて心も体も疲れてしまわないうちに、「一人で過ごせる時間を作ること」が必要です。ほんの少しの時間でもかまいません。
自分の好きなことをしたり、興味のあることをしてみたりとプライベートを充実させて心を満たしましょう。普段頑張っている自分へのご褒美です。
そして、しんどくて大変な時こそ一人で抱え込まないでください。「育児がしんどい」「辛い」と感じても、必ず終わりは来ます。
時には弱音を吐いて周りの人に素直に甘えて、どんどん甘えることも大切です。
まとめ
親も子どもと一緒に成長していきます。
「しんどいな」「少し変だな」と感じたら、専門家やカウンセラーに相談してみましょう。
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